甲類焼酎は体に良くないのか?
私の晩酌は甲類焼酎というもので、簡単に言えば2.7リットルなどの大きなペットボトルに入ったあの無色透明な格安な焼酎です。
そのために義兄からは「あの焼酎は体に良くないので飲んでいて大丈夫なのか?」とよく言われるのです(笑)
焼酎には主に「甲類」と「乙類」の二つの種類がありますが、同じ焼酎でも違いがありますので比較してみました。
「乙類焼酎」とは
- 酒税法上の区別名=「単式蒸留焼酎」
- 製造法=昔からの伝統的な作り方で蒸留は1回だけ
- 原料は、芋や小麦、蕎麦や米などで古来から同じ
- 製造には時間がかかり、大量生産は難しいので価格は高め
- アルコール度数は45度以下となる
- 色と独特の風味と香りが味わえ、そ中でも「本格焼酎」と呼ばれるものは高額になる
- 糖質・プリン体・炭水化物はゼロなので、ダイエットをしている方や糖質の摂取に敏感な方も気軽に飲むことができる
- さらに、近年「本格焼酎」には血管内の「血栓」を分解する働きがあることが判った
「甲類焼酎」とは、作られています。
- 酒税法上の区別名=「連続式蒸留焼酎」
- 明治時代に取り入れられた比較的新しい蒸留方法で繰り返し何度も蒸留する
- 廃糖蜜や酒粕、でんぷん質が多く含まれる穀類などの原料
- 大量生産にも向いているので値段的に安価になるが高額のもある
- アルコール度数は35度以下となる
- 無色透明で「ホワイトリカー」とも呼ばれ味は淡白・クリアーの為に他の飲み物と合わせやすい。
- 糖質・プリン体・炭水化物はゼロなので、ダイエットをしている方や糖質の摂取に敏感な方も気軽に飲むことができる
- 善玉コレステロールを増し、悪玉コレステロールを排出する効果で、血液サラサラの効果が期待される
確かに乙類焼酎は様々なものが入っていることで、甲類に比べると悪酔いしにくいとされるお酒ですが、健康に関してはどちらも飲みすぎは悪く、それ以外に差はなく文字通り甲乙つけがたいということになります。
ではなぜ「甲類焼酎は体に良くない」という話が広まったか?
というと、理由は「甲類の原料は厳選されていない」、そして「安かろう悪かろう」のようなのです。
但し、これを話しても義兄は信じないだろうとは思います(笑)
【本格焼酎の定義】
- 平成14年(2002)11月1日、「本格焼酎」の定義が確立
- 「麹」を使用する。
- 原料は、「米や麦などの穀類」「芋類」「清酒粕」「黒糖」の4品目、または「国税庁長官が定める49品目の原料」を使用する。
- 単式蒸留器で蒸留したもの
- 水以外は、一切の添加物を加えないもの
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コメント
なるほど、そうでしたか。 感心しました。
私は、親は、朝からのタイプでしたが・・・。私は、宴席でのお付き合い程度で、晩酌はしないので、分かりません。
婿さん達は、健康志向だとかで、焼酎に替えたようです。
投稿: ひで | 2024年5月 3日 09:25
>ひでさんへ
私は痛風が出てから焼酎にしたのですが、なんといってもコスパの良さです
投稿: 玉ヰひろた | 2024年5月 3日 15:38