「盛り土」を何と読む?
大量の土砂が運び込まれ、危険な盛り土が造成されている問題を受け、福島県は西郷村での事件に続き、矢祭町でも業者に中止命令を出しました。
福島県によると、この業者らは、県の許可を得ずに、民有の保安林への土砂の搬入を行っていたということで、現時点で搬入は中止され、県が元の状態への復旧の指示を出しているということです。
さらに、福島県はこれらの問題を受け、中核市を除く56の市町村について全域で盛り土を法的に規制する案を示し、9月末までの規制開始を目指すとしています。
ただ、当の西郷村では県の対応を待っていられないと、村独自で盛り土規制を議決し今年度4月から施行しました。
さて話は蛇足になりますが、こういう報道ではどこの報道でも「もりど(盛り土、盛土)」とするのが当たり前になっていますが、この言い方はいつから言うようになったのでしょうか?
以前は「盛り土=もりつち」と言っていた気がするのです。
私が所持している、主な日本語辞典で「もりど」を引いてみると↓のようになりました。
- 広辞苑(第四版)
➡「もりど」という言葉記載が無い - 日本語大辞典GJ
➡「もりど」という言葉記載が無い - 国語辞典(学研)
➡「もりど」という言葉記載が無い - スーパー大辞林
➡「盛(り)土」、「もりつち」のこと。
こうしてみると、やはり「盛り土」は「もりつち」というのが本来の読み言い方だったということになりますが・・・
多分「もりど」も、「塩味(しおあじ)」ではなく「えんみ」と言ったり、「期日前投票(きじつぜんとうひょう)」を「きじつまえとうひょう」といったりする「マスコミ用語」の一つかもしれません。
ちなみに、わが地域では「土盛り(どもり)」と言うのが一般的で、辞典にもちゃんと記載がある標準語です(笑)
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