« タネなっぴー | トップページ | インドの52℃と空の白竜 »

2024年5月30日 (木曜日)

「盛り土」を何と読む?

大量の土砂が運び込まれ、危険な盛り土が造成されている問題を受け、福島県は西郷村での事件に続き、矢祭町でも業者に中止命令を出しました。

福島県によると、この業者らは、県の許可を得ずに、民有の保安林への土砂の搬入を行っていたということで、現時点で搬入は中止され、県が元の状態への復旧の指示を出しているということです。

さらに、福島県はこれらの問題を受け、中核市を除く56の市町村について全域で盛り土を法的に規制する案を示し、9月末までの規制開始を目指すとしています。

ただ、当の西郷村では県の対応を待っていられないと、村独自で盛り土規制を議決し今年度4月から施行しました。

さて話は蛇足になりますが、こういう報道ではどこの報道でも「もりど(盛り土、盛土)」とするのが当たり前になっていますが、この言い方はいつから言うようになったのでしょうか?

以前は「盛り土=もりつち」と言っていた気がするのです。

私が所持している、主な日本語辞典で「もりど」を引いてみると↓のようになりました。

  • 広辞苑(第四版)
    ➡「もりど」という言葉記載が無い
  • 日本語大辞典GJ
    ➡「もりど」という言葉記載が無い
  • 国語辞典(学研)
    ➡「もりど」という言葉記載が無い
  • スーパー大辞林
    ➡「盛(り)土」、「もりつち」のこと

こうしてみると、やはり「盛り土」は「もりつち」というのが本来の読み言い方だったということになりますが・・・

多分「もりど」も、「塩味(しおあじ)」ではなく「えんみ」と言ったり、「期日前投票(きじつぜんとうひょう)」を「きじつまえとうひょう」といったりする「マスコミ用語」の一つかもしれません。

ちなみに、わが地域では「土盛り(どもり)」と言うのが一般的で、辞典にもちゃんと記載がある標準語です(笑)

| |

« タネなっぴー | トップページ | インドの52℃と空の白竜 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« タネなっぴー | トップページ | インドの52℃と空の白竜 »