まるで兎と亀のレース
ウサギとカメの昔話は、足の速いウサギが油断して眠ってしまい、その結果カメに負けてしまう話でした。
その話をほうふつさせる珍事が、スロバキアのバンスカー・ビストリツァで開催されている「U18欧州陸上選手権大会」(18歳以下のヨーロッパ大会)で起きたのです。
現地時間の19日に行われた男子200メートル予選、第4組6レーンのイギリス代表の「ジェイク・オデイ=ジョーダン選手」(16歳・アフリカ系)の)は、スタートとともに勢いよく飛び出しグングンと後続を引き離し直線に入ると独走、そこで同選手は予選通過を確信し、残り50メートルほどで次のレースの為に力温存のため、一気にスピードを落としました。
トップアスリートがよくやる「流し走行」というものでしたが、緩めたところが早すぎたためフィニッシュ前に3人の後続選手に追い抜かれ、まさかの4位で予選敗退となり準決勝進出を逃してしまうという珍事が起こったのです。
この珍事に各国のメディアが
- 「200メートルでの愚かなミスでランナーが話題に」
- 「英国の10代ジェイク・オデイ=ジョーダンが歴史に残る凡ミスを犯した」
- 「考えられないことが起きた」
- 「16歳のイギリス人スプリンター、ゴールライン前でペースを落とし、追い抜かれて『惨事』に見舞われる」
- 「彼はスピード落とすのが早すぎた。とても厳しい形で教訓を得ることになった」
等々の見出しで記事を掲載したそうです。
この選手はよほど自分の速さに自信を持っていたのでしょうが、それが過信となり恥ずかしいミスになったようです。
ウサギとカメの話そのものですよね
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