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2024年7月 8日 (月曜日)

原付免許で125ccバイク運転可能?!

現在、原付バイクと言えば50cc以下の排気量のを指し、最高速度は30km以下で二人乗りも禁じられていますが、普通免許で運転が可能です。

しかし、道交法では125cc以下のバイクも二種原付と分類されます。

こちらは、最高速度は一般道では普通車と同じで、それ用の装備が在れば二人乗りも可能です。

このほど警察庁は2024年11月までに道交法の改正(2025年4月施行)し、この125cc以下のバイクを現行の原付免許で運転可能にする計画だそうです。

ただし、その場合の最高速度は30km以下のままとなり、2人乗りが不可や二段階右折などの道交法はそのまま維持されるというのです。

それに対し、現行の125ccバイクもそのまま維持され、別の自動二輪免許が必要になるというのです。

つまり同じ125cc以下のバイクなのに、今までと同じバイク(法廷速度60km)と新たな30km以下の制限が付いた125ccバイクが共存することになるというのです。

これは、「50ccエンジンでは新たな排ガス規制に対応するエンジンが作れない。125ccエンジンだと海外で販売できる車両と共用できる」というメーカー側の問題(都合)がその理由のようです。

どんな理由にしても、同じ125cc排気量バイクで、30km出せないバイクと出すことが可能なバイクが混在する交通状況というのは複雑怪奇な法律です。

そして何より、30km規制125ccバイクの違法改造車が急増しそうです。

後日の追記>

11月13日、国交省物流・自動車局が公表した道路運送車両法省令改正は、公布と同時に施行されました。このためバイクメーカーは、11月13日から希望すれば型式申請が可能になりました。

<改正のポイント>

  1. 「総排気量が 0.050Lを超え 0.125L以下であり、かつ、最高出力が 4.0kW以下のもの」を第一種原動機付自転車に新たに追加する。
  2. (1)の新たな第一種原動機付自転車については、型式認定において、その原動機に総排気量に加え最高出力も表示させる
  3. (2)の新たな第一種原動機付自転車のエンジンについては、型式認定において、その原動機に総排気量に加え最高出力も表示させる。

わが愛車のスズキ・バーディー50(1995ごろ)は、「 エンジン:排気量=49cc,最高出力=3.6kw(5.0ps)」なのでほぼ同じ125ccが生産されるということでしょう。

ただ、エンジントルクは違うはずなので、実際は乗ってみないと不明だと思いいます。

参考

「第二種原動付自転車」(原付二種)とは、
排気量が50ccを超え125cc以下のエンジンを搭載したバイク、または、モーターの定格出力が0.6kWを超え1.0kW以下の電動バイクのことを指し車検も無い。

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コメント

まったくですね。
紛らわしいこと必定ですね。

投稿: もうぞう | 2024年7月 9日 (火曜日) 19:39

>もうぞうさんへ

ナンバープレートの色で判るようにするらしいですが難しそうです

投稿: 玉ヰひろた | 2024年7月 9日 (火曜日) 19:50


技術が・・ですかね。

メーカーの仕掛けか、行政の独断ですかね? まあ代替があればいいですが、50㏄でいいのに125㏄では、ガソリン消費量が増えるですかね。これで排ガスが増えない?です。
よくわからんですね。

投稿: ひで | 2024年7月11日 (木曜日) 12:47

>ひでさんへ

50ccと言う規格そのものが、日本だけなので海外のと共通にしたかったことも一因だと思います

投稿: 玉ヰひろた | 2024年7月11日 (木曜日) 19:46

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