マスク需要が増加 = ブラジル
「クレーンゲーム」というのはブラジルにもありよく知られたゲームですが、その景品に偽造ぬいぐるみが発見され警察がその捜査をしていたら、ゲーム機そのものに細工をして荒稼ぎしていた犯罪集団だを見つけたそうです。
詐欺の手口については、各機械に不正な装置が取り付けられ、特定の試行回数に達するまでアームの力を弱めるように設定されており、その結果、景品の獲得が困難になるように仕向けられていたそうですから、利用者は自分が下手なんだと信じて疑わないような巧妙な手口になっていたようです。
対象者は賭博罪だけでなく、大衆経済や消費者保護に対する不正行為、知的財産権の侵害、犯罪組織への参加で起訴される可能性があり、さらに、資金洗浄の疑いでも捜査が行われているそうです。
そんな詐欺犯罪も横行するブラジルでは、もっと深刻な問題が起こっていました。
アマゾン川が流れるブラジルの北部一帯で、観測史上で最悪といわれる干ばつの被害が広がっているのです。
それは昨年末から始まり、現在も続いていて川底は1902年の観測開始以降最も低くなり、船が航行できなくなって生活物資の運行がが滞っているということです。
また、水温の上昇でアマゾン川の支流に生息し、絶滅危惧種に指定されている地元の固有のイルカが大量に死ぬなど動植物や漁業などにも被害が広がっていて、この州で暮らす60万人以上の人々が干ばつの深刻な影響を受けていると見られています。
さらに悪いことに、干ばつにより森林火災も多発、そしてあろうことか放火する輩も現れ警察や消防は対応に躍起のようですが、干ばつが収まらない限り無理のようです。
森林火災頻発地帯に近いサンパウロでは、毎日火災による煙が漂い人々にはマスク着用が呼びかけられています。
ブラジルのアマゾンではことし7月までの1年間に消失した熱帯雨林の面積が、推定でおよそ9000平方キロメートルと、鹿児島県に匹敵するそうで、ロシアと並んで有数の森林地帯で酸素の供給地域でもあり、じわじわと世界各国にも影響が現れそうです。
そんな時国内を省みれば、未だに「安倍派がどうのこうの云々」と騒いでいる与党が居るわけですからため息が出てしまいます
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