「近代五種」という競技の驚異

パリオリンピックでは、多くの種目で日本初のメダリストが誕生しましたが、その中でも「近代五種」で「佐藤大宗選手」が銀メダルを得とくしたのには驚きました。

陸上の「十種競技」は

1. 100mラン・
2. 400mラン・
3. 110mH・
4. 1500mラン・
5. 走幅跳・
6. 砲丸投・
7. 走高跳・
8. 円盤投・
9. 棒高跳・
10. やり投、

の十種目を１人で行っての総合点で争う競技で、ヨーロッパではキングオブスポーツと称賛されますが、日本ではほとんど人気がありません。

さらに「近代五種」となると、私もそうですがほぼ知らない人の方が多い気がします。

その競技の内容は、

1. 馬術、
2. フェンシング（エペ）、
3. 水泳（200ｍ自由形）、
4. ランニング（800ｍ×4）
   と射撃を組み合わせたレーザーラン

という5種類の競技をたった１人で行って競い合う、とんでもない種目ですが「スポーツの華」と言われているそうです。

この二つの書目のどちらにも共通するのは、日本国内では人気の無い種目であることでしょう。

陸上の十種競技もそうですが、近代五種の練習の仕方はもちろんのこと、どんな運動神経とメンタルと考え方の持ち主がこんな競技を選ぶのでしょう？
もう全く想像がつきません。

後日に帰国してからの番組で佐藤選手の練習内容が明かされる。

• 朝５時から10キロを走る
• ３時間後にフェンシングのトレーニングを２時間
• 昼食をとってケアをして、水泳のトレーニング
• すぐに射撃のトレーニング。
• 腕がプルプルと震えた状態で、そのあとに自主トレで走る

上記が一日のメニューで、これを週３、４回行なっている

そして、さらに別の日には下記の練習を行う

• 馬術のトレーニング
• レーザーランのトレーニング

まさに、万能選手、鉄人であります