インドの医師たちの無言のデモ
8月9日インド東部の都市コルカタで31歳の研修医が強姦されたうえ殺害されたとみられる事件を受けて、医師らの抗議活動が全土に広がって未だ終息の様子が見られないようです。
この抗議デモにより一部の州では公立病院が機能停止に陥り、大勢の患者が治療を受けられないという深刻な事態になっているとのことです。
この背景には、病院内での女性職員への待遇の悪さが背景にあるようで、
- 「女性は尊重されていない」、
- 「私たちの価値は牛やヤギ以下だ」
- 「いつになったら(女性たちは)独立を得られるのか?
- 「恐れずに働けるようになるまで、あとどれくらい待たなければならないのか? あと50年?」
デモに参加した女性たちからは上記のような声が上がっているようです。
今朝のワールドニュースでは、その抗議デモのなかでも無言で蠟燭をともすだけのデモの様子が映されました。
それについて「無言であることが怒りの強さをあらわしている」とキャスターは伝えていましたが、わたしはインドのガンジーやアメリカのキング牧師の無抵抗活動を思い出してしまいました。
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