世は分断の嵐
平成2年(1990)10月3日は、ベルリンの壁が壊され東ドイツと西ドイツが統一された日として、日本ではこの日を「ドイツの統一の日」と言います。
しかし、ドイツはもちろんのことヨーロッパでは、1871年(明治3)1月18日の南北のドイツが統一した日のことを「ドイツ統一の日」というのが一般的だそうです。
東ドイツと西ドイツが統一されたことは「ドイツの再統一の日」と言い現わして区別しているそうです。
それはともかく、その再統一から30年以上過ぎたわけですが、現在でもドイツ国内では「東の人間は・・・・西の人間は・・・」というような、ドイツ人同士での偏見や差別などがあり、未だに国内での分断は続いているそうでドイツの悩みの種のようです。
やはり、世代が3代以上くらいは過ぎないとこの偏見対立は消えないことは、日本でも戊辰戦争後から旧西軍と旧東軍とで長い間対立やわだかまりが無くならなかったことでも分かります。
そんなドイツや朝鮮半島を見るたびに、太平洋戦争で日本が敗戦したら東北・北海道をソ連が支配するとの密約があったのを、アメリカが守らなかったことに評価したい気がします。
もし、欧米がソ連との約束を守って、日本が朝鮮半島や東西ドイツになっていたらと思うとゾッとします。
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