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2025年1月 3日 (金曜日)

災害時の思いがけない障害=人

元日にNHKで放送された、発生から1年目となる能登半島の大地震の特番を視ました。

最も興味を引いたのは、輪島市の町野地区にある輪島市消防署町野支所での出来事でした。

町野地区はそこに通じる6本の道路全てが、地震による土砂崩れになり通行ができなくなり孤立して復旧まで最もかかった一つでした。

そして、停電で電話も携帯も通じず、さらに悪いことに消防の無線も故障し全く情報が取れないし救助要請もできない状態になったそうです。

そこで、停電でも使える緊急に災害用に備えてあったアナログ固定電話繋いで、本部へ連絡しようとしたらSNSでその緊急電話番号が拡散されていて安否を尋ねる知人や親せきの人々の問い合わせ電話が鳴り続け、肝心な緊急用には電話が使えなくなったという事実です。

原則としてこういう緊急番号に電話するのはやってはいけないことですが、電話した人々は救助活動を妨害していることなど知らなかったのでしょう。

震災など大きな自然災害が起こるたびに国の法整備の不備、それもほとんど毎回同じことが指摘・要望されるのはいつまで続くのでしょうか?

お粗末な国家だと、またしても感じさせられてしまいました。

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コメント

そんなときの為の災害時伝言ダイヤル171、周知されていない証拠ですね。万一、妨害の為の意図的電話番号の拡散だったとしたら、戦慄を覚えます。

投稿: 山桜 | 2025年1月 8日 (水曜日) 13:25

>山桜さんへ

伝言ダイヤルも停電だと利用ができませんし、1秒でも早く安否を確認したいときには役に立たない気がします

投稿: 玉ヰひろた | 2025年1月 8日 (水曜日) 17:15

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