ガバナンスとコンプライアンス
今日の地デジテレビ放送は、ほぼ3通りの内容に別れた感じになりました。
フジテレビ系列はいつも通りの放送内容、NHKは国会中継、その他の民放各社は昨日のフジテレビの記者会見に対する報道でした。
その記者会見の報道の中で耳にタコができるくらい出てきた言葉が「ガバナンス」と「コンプライアンス」ですね。
あまりにも耳慣れた言葉で、その意味もほとんど方が知っている(?)言葉になりましたが、いざ「意味を説明してください」と言われたら案外しどろもどろになる言葉ではないでしょうか(私だけ?)
ということで、いまさらですが自分の為にその意味をアップしてみたいと思い立ちました。
【ガバナンスとは】
- 「ガバナンス」とは、統治・管理・制御という意味だが、
日本においては「コーポレートガバナンス」の意味合いで使われ、企業内部の統治や管理体制、および意思決定プロセスに関する枠組みをあらわす。 - 具体的には、企業の経営者や取締役会が、企業の利益や株主の利益を適切に考慮しながら企業を運営し、リスクを管理する仕組みで内部の透明性や責任の明確化、統制、監査、報告を通じて、持続可能な成長を維持することで、株主をはじめステークホルダーの利益を考慮した経営を目指すことを可能にすること。
【コンプライアンスとは】
- 企業が法令などで定められたルールや規制などの取締りルールを守るだけでなく、その実効性を高めるために自主行動基準を設定し、企業倫理を確立し、順守すること及び順守させること。
- 具体的な順守内容は、情報開示、苦情対応、安全基準、表示、環境配慮、個人情報保護および企業の倫理。
つまり「コンプライアンス」は、企業のガバナンスを監視・精査することであり2つは真逆の意味となりますが、まるでワンセットのようになって使われるようになりつつあることは、もう一つの問題なのかもしれません。
それは、のに故安倍総理が口癖で使っていた、根本の意味合いが違う「安全安心」の言葉に似た気がします。
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