オランダに発注した船は中国製だった
オーストラリアのテレビ局ABCニュースによれば、オーストラリア軍は昨年、オランダの企業ダメン社に艦艇建造の28万ドルの契約を発注し、ハイテクが装備され運転もしやすい最新の港湾タグボート3隻が収められました。
ところが、その3隻のタグボートの内の最初の1隻は、12月下旬に中国湖南省常徳市のダメンの工場で建造されたということが入手された公文書で判明したのです。
約20年ほど前に義母がロシア旅行に行ったとき買ってきたロシア土産のTシャツ、中を見たらメイドインチャイナだったのと同じ話ですが、オーストラリアのはそんな笑い話にはならないことです
その事実をオーストラリア政府は広く(全く?)公表していなかったことで、与野党間で激しい批判合戦が繰り広げられることになってしまったようです。
それもそのはず、オーストラリアは南シナ海に進出している中国海軍への厳戒態勢を敷いているのに、その敵国ともいえる中国で製造された船舶を使うということは防衛の観点からもとんでもないことです。
入手された公文書ではオーストラリア国防省は、同型らしいタグボートが中国で建造され、その後ベトナムで装備されていることを確認したそうです。
それだけ世界はグローバル化が進み、その中心が今や中国になりつつあることの証しでしょう。
そんなときに、領土争奪や関税合戦とかやっている場合でしょうかね
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