「ため書き」!?
たぶん選挙にかかわったことがある人なら「ため書き(為書き)」というのを知っていることでしょう。
「為書きと」は、選挙時に候補者の事務所に貼られているもので
為 〇〇〇〇(候補者氏の名)殿
祈 必勝
〇〇〇〇〇(贈り手の肩書と氏名)
上記のような文言が記載された‘あれ’です。
「ため書き」とは本来書画などの作品に書き込む作品の説明書きだったようですが、選挙用に使われるようになり、右肩に「○○○○殿の為に書かれた」ということを意味する「為○○○○殿」などの文字を使うため「為書き」と呼ばれているようです。
ため書きは「激文」「檄ビラ」「絵ビラ」という言い方もあり、大きさはB1サイズ(横728mm×縦1030mm)が大多数で、文体も昨今はより手書きに見える「新豪龍」・「新雲龍」・「黒龍」などの書体が好まれるそうです。
「ため書き」贈られた側の人脈がアピールでき、贈った側も自分自身のPRになるため‘お互いの為’にもなる選挙グッズのようです。
尚、これは事務所内に貼られるので公職選挙法の選挙ポスターには該当せず、違反にはならないと判断されているようです。
選挙後は当選した候補者には「当選祝い」の「ため書き」を贈るのが慣例のようです。
「ため書き」、あれ全部が手書きじゃなかったんですね。
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