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2025年5月 8日 (木曜日)

西田参議のひめゆり学徒隊発言が物議に

5月3日の「憲法記念日)に自民党沖縄県連が共催し那覇市で行われた憲法に関するシンポジウムで、そこに招待された京都選出の自民党の西田昌司参院議員が講演し「ひめゆり学徒隊」につき歴史を書き換えられているとの趣旨の発言をしたことが物議を呼んでいるようです。

西田参議は「何十年か前、国会議員になる前に(ひめゆり記念館を)訪ねたときで、今はどうか知りませんが」と、前置きしてから語ったものです。

自民党の西田昌司参院議員のひめゆりの塔を巡る発言>

「日本軍がどんどん入ってきて、ひめゆり(学徒)隊が死ぬことになった。
 そしてアメリカが入ってきて、沖縄が解放されたと。そういう文脈で書いていた。

「あそこ(説明文)はひどい」
「歴史の書き換えだ」

「亡くなった方々は、ほんとに救われませんよ」

「戦後の米統治で日本人が完全に洗脳された」
「ここまで間違った歴史教育は(自身の選挙区である)京都でもしていない。
 かなりむちゃくちゃな教育をされている」

といった「ひめゆりの塔」と「ひめゆり平和祈念資料館」への指摘や持論を展開したらしいです。

野党からも、沖縄県民や亡くなった学徒隊への冒涜だとして、撤回を要求しています。

「ひめゆり平和祈念資料館」の普天間朝佳館長(65)からも、西田参議が言ったような記述は過去も現在もないと説明し、実際にどこにもその文脈は記されていないそうです。

西田参議もこれに関し、いつどこで、何を見て、そう感じたのか。具体的な説明は一切なく、野党の撤回要求にも拒否しているようです。

私はこのひめゆり学徒隊の女学生たちと子供のころに実際に逃げ回った経験を持つ地元の老人と沖縄に行ったときに話したことがあり、映画で描かれたひめゆり学徒隊の様子は全く嘘っぱちの話であることは聞き知っていました。

しかし、西田参議の言いたいことは今一つ解りません

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