カテゴリー「グルメ・クッキング」の192件の記事

2024年11月15日

2024・ジビエの線量調査の結果は

平成24年(2012)4月1日施行(当時の政府は民主党・野田政権)で、日本では食品衛生法の基準として放射性セシウムの食料品の濃度が決められその基準は今現在でも採用され続けています。

「食品」についての基準は、1kgあたり100ベクレルとされています。

このほど福島県内ではジビエとして販売や譲渡も禁止されている「イノシシ」と「ニホンジカ」について、9月に福島市で捕獲され放射性セシウム量の調査が行われた結果が今日の朝刊で発表されました。

  • イノシシ ➡ 110ベクレル/1kg
  • ニホンジカ➡ 340ベクレル/1kg

イノシシとニホンジカでなぜ3倍以上の差が出るのかは不明ですが、どちらも国の食品衛生法の基準をオーバーしていることが判明し、県ではこれからも自家消費などを控えるようにという呼びかけが出されました。

ただ、海外の食品基準は「EU=1250ベクレル、アメリカ=1200ベクレル」、そして1963年にFAO及びWHOにより設置された国際的な政府間機関のコーデックス委員会=1000ベクレルであり、お隣の韓国=370ベクレルという基準には達していない数値ではあります。(環境省_食品の規制値の比較

はてさて、あと何十年経つと基準以下になるのでしょうか?それともこのままなのでしょうか?このままなら、海外並みの基準に改めるということは・・・それはだめですよね(笑)

蛇足の話ですが、この記事についてリサーチしていて2024年11月現在まで昭和30年代生まれの首相は、民主党・野田佳彦政権(昭和32年5月生)、自民党・公明党連立の岸田文雄政権(昭和32年7月生)、そして現職の石破茂政権(昭和32年2月生)の3人だけしかいないことを発見しました。

つまり、現立憲民主党代表の野田佳彦氏は、初の50歳代で首相になるという快挙をなした「松下政経塾」の出世頭と言ことでしょうかね。

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2024年11月 5日

秋はサンマ

5日朝、福島県いわき市の小名浜港にサンマが今年初めて水揚げされた映像がテレビ放送されましたた。

最近はカツオやトラフグが水揚げされてそちらの報道が優先されていた気がしますが、小名浜漁港の名産はやはりサンマとメヒカリです。

今回の総量は54トンになりましたが、小名浜港の初水揚げが50トンを超えたのは、平成30年(2018)の108トン以来6年ぶりのことだということでこれからも水揚げ量が期待されているようです。

水揚げされたサンマは中型が中心で、1キロ当たり375円~407円で取引され、その日のうちにいわき市内のスーパーなどに並んだようです。

大根もでき始まったし、やはり秋はサンマです。

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2024年8月 6日

生ビールとは?

ビールどころかアルコールそのものを飲まない方たちには無関係かもしれませんが、暑い季節になるとビールが飲みたくなるものです。

さてビール好きが欲するのは「生ビール」というものですが、それはどういうビールをさすのかは意外に知られないまま飲んでいる人が少なくないはずです。

貯酒・熟成によって出来上がったビールには、役目を終えた酵母が生きている状態で残っています。

この酵母の働きを加熱処理で止め、菌の繁殖を抑えて保存性を高められて販売されるのが熱処理ビールです。

一方、熱処理をせず酵母をろ過によって取り除いただけのものが「生ビール」というわけです。

たったこれだけの違いですが、生ビールはビール本来の新鮮さが失われることなく良い味わいになります。

今は技術が進歩し、現在販売されている缶ビールや瓶ビールはほぼ全てがこの生ビールになっているようです。

生であるかないかは製品に「生」の文字があるか、名称に「ドラフトビール」との記載でわかります。

【公正競争規約 第4条第2項(ビールの表示に関する規約)】
『熱による処理(パストリゼーション)をしないビールでなければ、「生ビール」または「ドラフトビール」と表示してはならない』

日本では「ドラフトビール=生ビール」と解釈して使用しているようですが、本来の意味からすれば「ドラフトビール」とは「樽出しビール」のことなので、ドイツやアメリカなどでは熱処理しているビールでも樽から出したビールは「ドラフトビール」として販売されているようなので知っておいて損は無い気がします。

発砲酒の税金があげられ、ビールの販売が戻っているそうですが、焼酎党のわたしは今日もビールじゃなく冷たい焼酎です

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2024年7月17日

喜多方ラーメンの日=7月17日

誰がいつ決めたのかは不明ですが、博多ラーメン(福岡県福岡市)・喜多方ラーメン(福島県喜多方市)・札幌ラーメン(北海道札幌市)を指して「日本三大ラーメン」と称されています。

いずれも古い歴史と特徴のある人気とおいしさで知られますが、面白いことにこれのラーメンには「屋台が始まり」という唯一の共通があるようです。

その中の福島県の喜多方ラーメンですが、名が知られ始めたころは市内に130店舗も在ったラーメン店も、現在は高齢化・後継者不足などで90店舗ほどに減少してしまいました。

昨年9月には「喜多方ラーメン御三家」(「坂内食堂」「源来軒」「まこと食堂」) の一つとして知られた創業76年の老舗「まこと食堂」が閉店し、地元に衝撃が走りました。

同市は対策として市役所内に「ラーメン課」を設置したことは、以前の記事でアップしました。

さらに昨年には、後継者不足解消や県内外への知名度向上などを目的に7月17日を「喜多方ラーメンの日」に定め昨年7月に日本記念日協会から認定を受けたました。(※「喜多方ラーメンの日」は、記念日の7月17日は喜多方の「喜」を草書体で「㐂」と表すことに由来

今年は7月17日の「喜多方ラーメンの日」1周年を記念したセレモニーが、三連休の初日になった13日(土)に行われました。

喜多方ラーメンは福島県外でも山形(米沢ラーメンなど)や新潟(燕背脂ラーメンなど)でも知名度を上げるところが出たり、福島県内でも白河ラーメンのほうに客が流れていることも確かです。

一時期「朝ラー」で喜多方ラーメンの人気が出ましたが、結局は各店舗の味と人気で決まるのでしょうね。

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2024年7月10日

持続可能タンパク源=虫

昨今はカメムシ防除剤噴霧によってイナゴはほとんど見なくなりましたが、我が地域ではイナゴは普通に食べられる食材です。

世界でもメキシコの一部ではバッタのタコスが人気を得ているほか、タイやカンボジアなどの東南アジア諸国ではアリ、コオロギ、さらにはタランチュラも一般的に食べられているそうです。

そんな中、シンガポール食品庁(=SFA)は8日、16種の食用昆虫の国内での販売と消費を承認したことが、食品業者向けの発表によってわかったようです。

SFAが承認した昆虫には、イナゴ、バッタ、ミールワームのほか数種の甲虫類が含まれが、消費用または食料生産動物の飼料用として使用・利用するの場合は、自然界から捕ったものではなく管轄当局によって規制された施設で飼育されていることを証明する書類があることが条件になっています。

これは乱獲を防ぐためでしょうが、研究者らは2100種以上の食用昆虫を記録しているそうで、その多くは重要なビタミンやミネラルを豊富に含み、メタンを排出する豚や牛なの家畜とは対照的に持続可能な高たんぱく源となっていることも紹介されたようです。

しかし、常食とするにはなかなか大変でしょうね

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2024年7月 3日

井村屋の「あずきバー」が硬い理由

こう暑くなると欲しくなるものの一つがアイスクリームですが、年齢とともにキーンと来る冷たさや、硬いのは敬遠したくなりました。

アイスで硬いと言えば井村屋の「あいすバー」でしょう。

あずきアイスのおいしさは最高なのでよいのですが、まるで歯が立たないあの硬さに買うのをためらうようになりました。

井村屋によればその硬さには次のような理由があるそうです

  1. 空気の含有量が極めて低いため
  2. 乳原料がまったく入っていないため
  3. 乳化剤や安定剤といった添加物を使用していないため

一般的なアイスは乳成分に空気を含ませ、安定剤で調整して柔らかい食感にしているのですが、あずきバーは『ぜんざいを冷やしてアイスにできないか』という着想のもと開発されていて、空気・乳原料・乳化剤・安定剤が入っておらず、結果として硬い仕上がりになってしまっているということで、わざと硬くしているわけではないようです。

ですから、パッケージにはその硬さにたいする注意書きがあるそうですが初めて知りました。

井村屋には「あずきバー公式が推奨する食べ方」というのがあって

  • 冷凍庫から出した直後は特に硬いので、かじるのではなくなめて食べるのがおすすめ
    ただしアイスが唇や舌に張り付き、場合によっては出血することがあるので、アイスの様子を見ながら舐める
  • あずきバーは『添加物不使用』なので溶けるのが比較的早く、スムースに柔らかくなるため、
    様子を見ながら食べ頃を判断し食べる

公式サイトでは「あずきバーのバナナスムージー」など、硬いあずきバーを食べやすくするために考案されたのが紹介されているようです

つまり、あの硬さは歯にはつらいが、体には良いアイスの証であるともいえるようです。

あずきバーについて、ちょっと考え方を改めようかと思いました

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2024年7月 2日

台湾人が来日して不味かった和食?!

日本が大好きで、日本で食べたものも満足絶賛しているある台湾人が、逆に「日本にはまずい食べ物はないのか?」と気になって、台湾の掲示板サイトのPTTに投稿したことへの反響投稿が台湾Yahoo!で紹介され話題になっていました。

<日本で食べたもので失敗した台湾の人の話>

  1. どの店のギョーザも焼き餃子で本当にまずい。「焼きギョーザ」を食べたら人生を疑うことになる。
  2. 日本の弁当に入っている梅干し。超級色素
  3. せんべいは爆しょっぱい
  4. 和菓子。見た目はきれいだけど死ぬほど甘い
  5. 焼きそばパン。しょっぱい
  6. みたらしだんご。みんな褒めすぎ
  7. 日本の中華料理は本当に試してはいけません

特にあちらでは主食である餃子は、日本の餃子は皮が薄く小さくいし、煮ることが当たり前で、食べ残った物でしかやらない焼き餃子は相当の抵抗があるようです。

ただし、台湾人ユーザーの多くが難色を示した上記の日本の食べ物を、「みたらし団子は超おいしいよね」「みたらし団子は店にもよるけど、焼き方がよくておいしい場合があるよ」「たこ焼きはおいしいよね。台湾とは食感が違うだけ」といった意見も寄せられたようで、やはり親日国家であることは間違いないです。

 

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2024年5月23日

僅差の1位2位・全国新酒品評会

毎年、広島県東広島市に在る酒類総合研究所が行っている「全国新酒品評会」の結果が発表されました。

福島県はコロナ禍の影響で金賞を選ばなかった2019酒造年度を挟み、都道府県別の金賞受賞数で2012酒造年度から2021年度まで9連覇していたのですが、前回は14銘柄で5位にまで落ちて連続記録が途絶えたため、関係者の今回の期待はとても大きかったのです。

2023酒造年度(2023年7月~2024年6月)に製造された日本酒の出来栄えを競う全国新酒鑑評会の結果は↓

金賞の銘柄の多かった都道府県は

1位、兵庫県=19銘柄
2位、福島県=18銘柄

<金賞を含め入賞銘柄の多かった都道府県は

1位、福島県=31銘柄(入賞13銘柄)
2位、兵庫県=30銘柄

なんとも微妙な結果ではありますが、県や関係者らは「日本酒王国ふくしま」復活の兆しを見せたとして、国内外に向けた県産酒の魅力発信を強化するとの意気込みを発表しました。

日本酒は(買っては)ほとんど飲まない私ですが、この話題は毎年気にしています。

なんでも、良いことで自分が住む地域が一番になるのは気分がいいものです

 

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2024年5月 3日

甲類焼酎は体に良くないのか?

私の晩酌は甲類焼酎というもので、簡単に言えば2.7リットルなどの大きなペットボトルに入ったあの無色透明な格安な焼酎です。

そのために義兄からは「あの焼酎は体に良くないので飲んでいて大丈夫なのか?」とよく言われるのです(笑)

焼酎には主に「甲類」と「乙類」の二つの種類がありますが、同じ焼酎でも違いがありますので比較してみました。

「乙類焼酎」とは

  1. 酒税法上の区別名=「単式蒸留焼酎」
  2. 製造法=昔からの伝統的な作り方で蒸留は1回だけ
  3. 原料は、芋や小麦、蕎麦や米などで古来から同じ
  4. 製造には時間がかかり、大量生産は難しいので価格は高め
  5. アルコール度数は45度以下となる
  6. 色と独特の風味と香りが味わえ、そ中でも「本格焼酎」と呼ばれるものは高額になる
  7. 糖質・プリン体・炭水化物はゼロなので、ダイエットをしている方や糖質の摂取に敏感な方も気軽に飲むことができる
  8. さらに、近年「本格焼酎」には血管内の「血栓」を分解する働きがあることが判った

「甲類焼酎」とは、作られています。

  1. 酒税法上の区別名=「連続式蒸留焼酎」
  2. 明治時代に取り入れられた比較的新しい蒸留方法で繰り返し何度も蒸留する
  3. 廃糖蜜や酒粕、でんぷん質が多く含まれる穀類などの原料
  4. 大量生産にも向いているので値段的に安価になるが高額のもある
  5. アルコール度数は35度以下となる
  6. 無色透明で「ホワイトリカー」とも呼ばれ味は淡白・クリアーの為に他の飲み物と合わせやすい。
  7. 糖質・プリン体・炭水化物はゼロなので、ダイエットをしている方や糖質の摂取に敏感な方も気軽に飲むことができる 
  8. 善玉コレステロールを増し、悪玉コレステロールを排出する効果で、血液サラサラの効果が期待される

確かに乙類焼酎は様々なものが入っていることで、甲類に比べると悪酔いしにくいとされるお酒ですが、健康に関してはどちらも飲みすぎは悪く、それ以外に差はなく文字通り甲乙つけがたいということになります。

ではなぜ「甲類焼酎は体に良くない」という話が広まったか?

というと、理由は「甲類の原料は厳選されていない」、そして「安かろう悪かろう」のようなのです。

但し、これを話しても義兄は信じないだろうとは思います(笑)

 

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2024年4月 6日

喜多方市役所に「喜多方ラーメン課」発足

新年度となった4月1日の月曜日、福島県喜多方市では新しい2つの部署が発足し動き出しました。

その部署の名称は「喜多方ラーメン課」と「そば課」というもので、文字通り地域ブランドである「喜多方ラーメン」と市内の山都(やまと)地区に伝わる「山都そば(やまとそば)」の魅力発信や振興に取り組む専門部署になります。

喜多方市役所では1日朝、新入職員らへの辞令交付式があり、遠藤忠一喜多方市長は2つの課の発足にあたり「地域で愛されている食文化のブランド力と知名度の向上と発展を図りたい」との話がなされたようです。

この部署の発足には上記以外の他に、差し迫った課題も関係しています。

全国的な知名度も高い喜多方ラーメンは、文化庁の「100年フード」にも認定されていますが、近年は高齢化や過疎化によって店舗の後継者不足や生産農家の減少などに直面していて、それらの課題解決を図るというねらいもあります。

2つの課には観光交流課の職員が兼務するかたちで配属され、「喜多方ラーメン課」・「そば課」・「観光交流課」の3つは瓜生昭彦さという方が課長を兼務し、ラーメンとそばのブランド力の向上と国内外への魅力の発信などに取り組むということです。

つまり、役所の職員も人手不足ということでしょうから、こちらが想像するより職員にとって大変な部署なのかもしれません。

それにしても、知名度の高いブランド品があること自体は羨ましい限りです。

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