カテゴリー「映画・テレビ」の176件の記事

2023年1月27日

田中絹代の映画が欧米などで大反響

「田中絹代」といえば1977年(昭和52)68歳で他界していますので、その全盛のころは私の親の時代になりますが、私でもその名を知っている昭和を代表する美人の大女優の一人です。

田中絹代さんは女優業だけではなく、多くの映画も監督制作していたことを知っている人は多くない気がします。

私は、まったく知りませんでした。

その田中絹代さんが監督制作した映画が、他界して40年以上もたった今になって世界の名だたる映画祭で上映され、感動を呼び話題になっているというのです。

映画はもちろん白黒のもので、特に評価されているのが「乳房よ永遠なれ」(制作上映:1955年(昭和30)日活映画)だそうで、国内でも上映が始まっているようです。

ヒロイン役は「月丘夢路さん」で、その一世一代の名演も注目されているようです。

この映画は、歌集『乳房喪失』で知られる歌人・中城ふみ子氏(1954年に逝去)の伝記を映画かしたもので、職を持つヒロインが愛憎や裏切りそして乳がんによる乳房を無くし若くして死んでいくという、一人の女性の一生の勁さを表現しているもののようです。

その内容や描写は、女性監督にしか表現できなかった衝撃の映画のようでこの映画を視た女性は国籍や年代を問わずリアルさ生々しさに衝撃を受けているようです。

半世紀以上前と現代と比べても女性の立場というものは変わっていないことが共感を呼んでいるのかもしれません。

つまり、この映画は古くて新しい映画なのかもしれません。

田中絹代さん監督の映画を、いったいどこの国の誰が掘り出したのでしょう。

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2023年1月20日

NHKがついに・・・

NHKは、4月から正当な理由もなく期限内に受信契約に応じない者に対し、「割増金」を課すという思い切った制度を導入することになりました。

規約変更は昨年の12月に申請を出し、総務省が1月18日付で認めたことによる導入のようです。

規約変更により>

  • 支払期限を過ぎた場合の割増金は受信料の「2倍」

ただ実際には通常の受信料に割増金を上乗せになるので、総額は3倍の額が請求されることになります。

当然ながらSNS場などを中心に『まるで脅迫だ。これが公共放送のやり方か?』や『それほどNHKは困っていないだろ』などと大荒れのようです。

真面目にBS 契約料金を振り込みで支払っている私としては、そのくらいの処置は当然だろうと思いますが反論されそうですね(笑)

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2022年11月 9日

珍しい皆既月食だけのライブ放送

昨夜は、何百年に一度の皆既月食でしたが、好天に恵まれ我が家でも見ることができました。

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ところで、昨夜の皆既月食をライブ配信していたチャンネルがあったのをどのくらいの人が知っていたでしょうか?

やっていたのはBSフジのサブチャンネル「188ch」です。

解説もCMも無し、聞こえる音は、町のざわめきと遠くの救急車のサイレンぐらいで、ただひたすらに皆既月食だけを映した放送でした。

たまに、ズームアップはされましたが、画像はクッキリ奇麗なお月様だけでした。

こんな放送、初めて体験しました。

他の局でも、同じような放送が在ったのでしょうか?

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2022年10月 2日

弁護士・野村修也氏の「国葬の法は在った・・」

日曜日の朝の報道番組(生放送)の東山紀之さんがMCを務める「サンデーLIVE」(テレ朝)、そこでレギュラーコメンテータの野村修也氏の発言はちょっと驚きでした。

今回の安倍前総理の国葬についての論争は、『この国葬は法律が無い』という国民の誤解から起きたのです。」

「実際は法律があったのです。その証拠に国葬には最高裁判所長官も参列しました」

弁護士である野村氏、何を言っているのかと思い検索したら彼の「国葬儀」に対しての考え方が公表されたサイトが在りました。

野村氏の考え方は、

  • 「内閣府設置法」という法律のなかに「国の儀式ができる」と書いてある
  • 政府は「国葬」ではなく、「国葬儀」と言う国の儀式であると言っている。
  • 国葬儀は、かつて行われた吉田総理の『国葬』とは違う。
  • 国葬儀は、国民の権利を侵害するような内容を含まないので、閣議決定さえすれば行うことができる。
    ①当日は休みにしない
    ②弔意は強要しない
    ③費用は内閣の裁量内で決められる『国の儀式』の範囲である。

これは、岸田内閣が「国葬儀」を行う為の法的根拠となった、内閣法制局の話をそのままに鵜呑みしたかのような野村氏の考え方ではないでしょうか。

まず、岸田政権は吉田総理の国葬を「国葬ではなく国葬儀」だと直してしまいましたし、弔意を要請しないなどは野党からの反発で急遽決めたものですし、当初は弔意と半期の要請(強制)だったものであり、内閣法制局も「国儀はできる」と言ったが「国葬」については触れていません。

「国葬」を「国葬儀」という後付けの屁理屈を強行したこと、報道番組に出演していた以上知らないはずが無いと思います。

良いコメンテータだと思っていたのですが、まさか野村氏も○○信者だったのでしょうか?

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2022年8月16日

NHK大河ドラマに海自護衛艦?!

NHKの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の公式サイトで、クライマックスとなる源平壇ノ浦合戦シーンの中で、北条義時役の小栗旬さんが壇ノ浦を見つめるその先に場違いの現代の船が映っていたことが話題になっています。

写り込みのあった画像は、NHKによってすでに削除され、修正されたものに変わっていますがネット上では拡散してみることができました。

その壇ノ浦の水平線上に写った船影は、海上自衛隊において機雷処分や海底設備点検を任務とする部隊の輸送船「水中処分母船1号型」、または「掃海艇」と同じものにしか見えませんでした。

このNHKのミスは8月14日のツイッター指摘で判明したそうですが、現在は画像が良くなりそういうミスが見つかりやすいのかもしれませんね。

ただ、例えば水戸黄門のシーンで田植え機で植えた田んぼや軽トラの轍が在る道を水戸黄門が歩いてもそれほど騒がなかったし、黒子を認めた文化があった気がします。

今朝のニュースで、ベビーカーを「邪魔だ。」とか言われた母親たちの話しがありましたが、日本人の寛容さがどんどん薄れている気がしました。

それだけ世の中に余裕が無くなったのかもしれませんが、世知辛い世の中になっていることは確かですし、それは政治とマスメディアの影響もかなりの割合を締めている気がします。

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2022年7月13日

メディアが宗教団体名を出さなかった理由

8日に安倍元首相が奈良県内で銃撃され死亡した事件で、逮捕された山上徹也容疑者が「恨みを抱いていた」としていた宗教集団、それは「世界平和統一家庭連合」(旧統一教会)だったことが報道されました。

ただ、早くから知っていたマスメディアですが、なぜか申し合わせたようにその団体名を出しませんでした。

今日のオンラインニュースで、その理由が判りました。

それは今から3年ほど前におこった、オーム真理教がらみの大失態報道がマスメディア全体のトラウマとなっていたのでした。

世間はオーム真理教問題の報道が過熱していました平成元年(1989)の10月、TBSテレビのワイドショー番組「3時にあいましょう」のスタッフが、坂本堤弁護士氏がオウム真理教を批判するインタビュー映像を、あろうことか放送前にオウム真理教幹部に見せたことが発端で、坂本堤弁護士一家惨殺事件が発生しました。

番組の責任者の複数が懲戒免職、TBS社長は責任を取って退任することになりました。

TBSの「3時にあいましょう」は、それから視聴率が激減しMCを現在は国会議員になっている蓮舫氏などに替えて、巻き返しを図ったのですが終了してしまいました。

このTBSの大失態事件から、マスコミ各社は「宗教団体に関しての報道は、(実名など)全てにおいて慎重の上に慎重を期すべし」というのが常識となったそうです。

つまり、マスメディアのトラウマらしく、だから「世界平和統一家庭連合」(旧統一教会)が認めるまで報道を止めていたようなのです。

でも、そういう報道のやり方が、一般人には数多くある宗教団体に対し「怖い」というイメージを増幅させる気がします。

それは、良いことなのでしょうか?、それともそうでもないのでしょうか?

なんとも、微妙ですね

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2022年6月28日

参院選挙2022・NHKボートマッチ

わが福島県は、立候補者は5名で、男性=1人、女性=4人という今までになく女性候補が75%を占めることになりました。

そして、唯一の男性候補は与党(自公)推薦で、女性は全員が野党というのも初です。

さらに、全員が新人で、平均年齢も40代となったのも初めてです。

ただ、選挙は与党自公が推す「星 氏」(病院理事長)と、野党(立憲、国民、社民、共産)が推す「小野寺氏」(フリーアナ)の一騎打ちになっています。

私の場合は、今まで投票していた現職のM議員が高齢(70代中半)を理由に政界を引退し出馬しないことを発表した為、投票する候補者が判らなくなってしまいました。

そこで考えたのが、今回の選挙でもNHKが設けた「ボートマッチ」というサイトを利用することです。

ここでは、25個の質問に答えていくと候補者の中で最も自分の考えに合った(近い)人物が、簡易的ではありますが判ります。

早速やってみたら、最上位は 与党自公推薦の男性候補者となりました。

ただ、その一致度は 44% で過半数に届かないし、部分的にみると38%で2位だった野党統一候補のほうが近いのです。

質問回答を少し変えると変化するようですから、投票のギリギリまで複数回試してみることにしました。

それから決めても遅くないでしょう。

ちなみに比例での一致度では、50%を超える人物が複数あった「国民民主党」が私の考えに近いとの結果でした

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2022年4月18日

無料のBSチャンネルが増えた

今月開幕したプロ野球の試合を視たくて、テレビの番組票を操作し探していたら見慣れない無料チャンネルで野球中継をやっているのに気付きました。

これはありがたいと、早速にリモコンの番号の一つに記憶させました。

今日視たら、またさらに増えているのに気づきました。

  • BS 松竹東急(260ch)
  • BS Japanext(263ch)
  • BS よしもと(265ch)

増えたのは↑の三つで、全て無料チャンネルというのがありがたいことです。

ただ、これで無料BSチャンネルの局だけで14になり、12個しかないリモコンボタンでは全くなり無くなってしました。

今後さらに増えそうですし、サブチャンネルもあるし、さらに有料チャンネルを視ている人などはどうしているのでしょう?

いちいち、3桁入力も面倒ですし、やはり番組表で操作しかないようです。

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2022年4月12日

俳優、徳井 優さん

朝のテレビ小説は、西日本(大阪・京都)が舞台の「カムカムエヴリバディ」が終了し、こんどは東日本(東京・横浜)が舞台の「ちむドンドン」が始まりました。

終了した「カムカムエヴリバディ」は三世代、大正から令和までの100年間のストーリーでしたが、親子や孫といった役で同じ俳優さんが世代違いの二役を演じることになった俳優さんが続出する珍しいドラマになりました。

その中でも、時代ごとで最も多い‘役’をこなした俳優さんが居ました。

それがタイトルの「徳井 優さん」です。

  1. 最初、ヒロイン「安子」が独身時代
    実家の和菓子屋「たちばな」に現れた、強面の借金取りの男。
  2. 2回目、ヒロイン「るい」が大阪で暮らし始めた時代
    働いていたクリーニング屋で、因縁をつけて代金をだまし取ろうとする男。
  3. 3回目、ヒロイン「るい」が京都で暮らし始めた時代
    回転焼屋「大月」の前で「およげたい焼」のシモンマサト風の人物が歩き、るいにどやされ驚く男
  4. 4回目、最終回の場面
    ヒロイン「るい」の親友の一子さん、その夫して出演

4回も出て、すべて一場面だけなんて驚いたし笑ってしまいましたが、徳井さんしかできない配役でしょう。

徳井さんは、大阪出身で昭和34年9月の生まれの俳優さんで、過去にも朝のテレビ小説に複数回出ている個性派俳優さんです。

この人を最も有名にしたのは「サカイ~、安い~、仕事きっちり」を流行らせた、「サカイ引越センター」のCMキャラクターでしょう。

一瞬しか出演しないのに記憶に残る俳優さんです。こういう役者さん、私は好きなんです。

うまいキャスティングだったと思います。

 

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2022年2月15日

ミステリと言う勿れ

今、わたしがハマっているテレビドラマは二つ、TBSの「DCU」と、フジテレビの「ミステリと言う勿れ」(ミステリというなかれ)です。

「DCU」(毎週日曜:夜9時)は、海上保安庁の特殊班を題材にしたもので、主人公の謎の過去と活躍のストーリーが毎回疑問を呈した波乱と衝撃場面でで終わるのが面白いです。

さらに、キャストとして笑点の司会者の春風亭昇太師匠が、敵役として非常にシリアスな演技をしているのも注目です。

そして、もう一つの毎週月曜の夜9時に放送されている「ミステリと言う勿れ」、これが一番面白い。

原作は、田村由美さん作の同名のミステリー漫画で、制作にあたって各テレビ局が争奪戦を繰り広げた傑作です。

作者の田村さんは「この作品は、けっしてミステリーでは無いです」という主張が、そのまま題名になっているそうです。

ドラマは、主人公の「久能 整くのう ととのう」というカレー作りが趣味で、アパートで一人で暮らすが、生まれてこの方友達を持ったことが無く、とても理屈っぽい他人から「変人」と言われている心理学を学ぶ大学生です。

その理屈、理論がとてもすごい。毎回、「その通りだ。」とハッとさせられます。

その台詞は、専門的で長く早くしゃべるのですが、主演の菅田将暉さんはあの永台詞をよく覚えたと思います。

極端に言えば、1時韓ドラマの中でほぼ8~9割は主人公「久能整」がしゃべっているような内容です。

こんな、推理ドラマは初めてです。毎週月曜の夜が楽しみです。

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