朝ドラ「おむすび」と震災と被災者・避難者
毎朝放送されているNHK連続テレビ小説「おむすび」、一部の評論家からは「展開が遅い」や「共感する人物がいない」とか酷評されています。
ヒロインの一家の背景には「阪神淡路大震災」が存在しています。
あの大震災後も、東日本大震災、新潟地震、熊本地震、能登の地震と連続し、被災者は未だにあの頃を心に残している人が数限りなく存在します。
ドラマは、そういう被災者への配慮しながら慎重に脚本を作成されていること、それを感じ取れない方々が批判している気がします。
ストーリー的に言って、この3年後くらいのヒロインが22歳のころに家族や周りの方々は、「東日本大震災」の発生を知ることになるはずです。
現実としては、あの震災が起こった際には神戸や大阪から沢山の方々が「阪神淡路大震災のお礼です」と言って、私たちの処にボランティアに来てくださいました。
言い換えれば、このドラマは大震災後の被災者と避難者のサクセスストーリーの要素を秘めている気がします。
ドラマでは、このムスビンこと結一家はまた起こった大震災を目の当たりにしどういう行動をとるのか、娘を失くし悲しみに暮れる靴屋の渡辺さんがどういう心の変化と行動をするのか?
震災に遭った人にしかわからない心の動きが、どういう風に描き出されるのか興味深いです。
最近のコメント