カテゴリー「書籍・雑誌」の16件の記事

2022年2月15日

ミステリと言う勿れ

今、わたしがハマっているテレビドラマは二つ、TBSの「DCU」と、フジテレビの「ミステリと言う勿れ」(ミステリというなかれ)です。

「DCU」(毎週日曜:夜9時)は、海上保安庁の特殊班を題材にしたもので、主人公の謎の過去と活躍のストーリーが毎回疑問を呈した波乱と衝撃場面でで終わるのが面白いです。

さらに、キャストとして笑点の司会者の春風亭昇太師匠が、敵役として非常にシリアスな演技をしているのも注目です。

そして、もう一つの毎週月曜の夜9時に放送されている「ミステリと言う勿れ」、これが一番面白い。

原作は、田村由美さん作の同名のミステリー漫画で、制作にあたって各テレビ局が争奪戦を繰り広げた傑作です。

作者の田村さんは「この作品は、けっしてミステリーでは無いです」という主張が、そのまま題名になっているそうです。

ドラマは、主人公の「久能 整くのう ととのう」というカレー作りが趣味で、アパートで一人で暮らすが、生まれてこの方友達を持ったことが無く、とても理屈っぽい他人から「変人」と言われている心理学を学ぶ大学生です。

その理屈、理論がとてもすごい。毎回、「その通りだ。」とハッとさせられます。

その台詞は、専門的で長く早くしゃべるのですが、主演の菅田将暉さんはあの永台詞をよく覚えたと思います。

極端に言えば、1時韓ドラマの中でほぼ8~9割は主人公「久能整」がしゃべっているような内容です。

こんな、推理ドラマは初めてです。毎週月曜の夜が楽しみです。

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2020年10月21日

菅総理の著書から消えた「公文書」のくだり

菅義偉総理が、2012年の自民が野党時代に刊行した本「政治家の覚悟」(文芸春秋)の改訂版が新書(全244ページ880円(税込み))として20日発売されたそうですが、その改訂版からバッサリと削除された内容が新たな問題として発展使用です。

当時の文書内容は、当時の民主党政権が2011年の未曽有の東日本大震災時の会議の議事録を十分に残していなかったことなどに対し、会議などの公文書管理の在り方に関し

『政府がどう考え、いかに対応したかを検証し、教訓を得るために、
 政府があらゆる記録を克明に残すのは当然で、議事録は最も基本的な資料です。

 その作成を怠ったことは国民への背信行為であり…≫国家を運営しているという責任感のなさが如実に現れています。』

( 菅 義偉 )

と、公文書の取り扱いへ菅総理は批判を主張していたのですが・・・、
今回の改訂版の「政治家の覚悟」からは、この部分の記述が全部削除されてしまったのです。

削除された理由について文芸春秋の文春新書編集部は(西日本新聞の取材に対し)

「総ページ数など全体のバランスを考え、編集部の判断で割愛した。

 特定の文言の削除を意図したものではない」

と回答したようですが、文芸春秋はなにかに忖度(恐れ)したことは想像がつき、嘘くさい理由です。

報道によれば、官房長官時代にこの著書の内容での公文書の扱いについて、記者から質問はあったそうですが抑え込んでしまったようです。

安倍政権下で、森友、加計(かけ)学園や桜を見る会の問題で、改ざん、破棄などずさんな公文書管理に官房長官として携わった菅総理、これから野党の追及が始まりますが、どんな方法でもみ消すんでしょうか。

今回は、マスコミも大きく取り上げたので、対応が見ものです。

実は本日、セブン通販に注文していた松田賢弥著「したたか 総理大臣・菅義偉の野望と人生」、サブタイトル『もう「ナンバー2」とは言わせない』という単行本を買い受け取ってきました。

頑張って、読んでみたいと思います。

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2019年12月 5日

間違って覚えていませんか

書店で「知っていますか?小学校で習った 日本語」という表紙タイトルの本が目に入って手に取ってみました。

その本に巻かれた「帯紙(帯広告)」には「間違って覚えていませんか?」というタイトルとともに、芭蕉の有名な俳句も載っていて、それが間違いだと記載があり、思わず中身を読みたくなって買ってしまいました。

下記はあまりにも有名な松尾芭蕉の俳句ですが、間違っています。

1.秋深し 隣りは何を する人ぞ

2.閑けさや 岩にしみいる 蝉の声

どこが間違っているか、判るでしょうか?

恥ずかしながら、わたしは今までこれで正しいと思っていたので、まったく間違いを判りませんでした。

 

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2018年9月 1日

日航機は撃墜された?!

わたしは知らなかったのですが、大変な問題を提起した衝撃の本があったんですね。

日航123便墜落 遺物は真相を語る』/青山透子・著/河出書房新社

↑がそれです。内容は

今から33年前の日航123便墜落事故は、機体の故障による事故ではなく、自衛隊の訓練用非炸薬ミサイルが日航機を誤って撃墜してしまったものだった

証拠として
・「日航123便」を2機の自衛隊のファントム・ジェット戦闘機が墜落現場まで追尾していたこと
・赤い飛行物体123便に張り付くように飛行していたこと
・まだ特定されていなかった事故現場をアメリカ軍と自衛隊が墜落直前まで探知し、墜落直後にはすでに現場へ行っていたこと

という、衝撃的なものです。

さらに、その本には撃墜の証拠を消すため火炎放射器を使い現場を焼き払たらしい事実があること(遺体がまるで二度焼きしたかのように完全に炭化し、現場にはガソリンとタールの混ざったような異臭がしていた)などの記載が有るようです。

もしこれが事実なら、雇用者水増しや公文書改ざんどころの話しじゃなく、昔に福島県であった未解決事件の「松川事件」に類似する国家の犯罪です。

ただ、真実が明るみになることは無いのでしょうね。また「国調(内閣情報調査室=日本のCIA)」の組織が動いたのでしょうか?

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2017年11月 1日

日本百低山、そして 三百名山

先日、書店に買い物に行った際に「ん!」と言うタイトルの本が目に入ったのです。

日本百低山’というものでした。

「日本百名山」というのはよく知っていましたが、「百低山」というのもあったのかとそのタイトルに目を奪われてしまいました。

ただ、買いに来た本を探すのを優先してしまいましたので、中身までは見ずに帰宅しました。

帰宅後に、誰の本だろうとネット検索したらタイトルが同じで複数の本がしゃっぱんされているのを知りました。

・日本百低山 (日本山岳ガイド協会) 株式会社 幻冬舎
http://www.gentosha.co.jp/book/b11013.html

・日本百低山(小林泰彦著:)株式会社山と渓谷社
http://yamayama.jp/db/nihon100tei/nihon100tei.xml

たぶん、上記のいずれかだったと思いますが、全国の標高1500m以下の名山を選りすぐったものようです。

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2017年6月25日

ダメおやじ VS オニババー

豊田真由子衆院議員が自分の秘書に対し、ヒステリックに暴言と暴力を浴びせたとするあの報道、中高年は思い出したことでしょう。

わたしも、すぐに‘あれ’を思い浮かべました。

昭和50年前後に本やテレビで大ヒットしたなつかしい‘まんが’の「ダメおやじ」です

主人公の『雨野ダメ助』は、ドジでおバカでまったくいいところがない。
会社でも馬鹿にされいじめられ、帰宅すると‘オニババ’の妻冬子に食事抜きなど当たり前、殴る蹴るも日常茶飯事、車にはねられれば「いっそ死んでくれれば金ががっぽり取れたのに!」と言われてしまうなどの虐待されるという、あのマンガです。

娘の雪子、そして息子のタコ坊などのキャラクターもオニババと一緒に虐待するという悲惨なストーリーが、なぜか受けました。

マスメディアは殆ど報道していませんが、あのヒステリックな言葉の内容をよく聞くと、豊田真由子衆院議員がヒステリーを起こすきっかけは、この秘書が後援者の宛先を50件近く間違えるという、とんでもない‘ダメ秘書’ぶりです。

ですから、まるでオニババーとダメおやじの光景そのものにしか、私には感じませんでしたね。

ただ、まんがと違うのは、記録などを取ったり「窮鼠猫を噛む」の秘書の行動です。

もし、
この宛名を大量に間違えたのが、録音するための計画的なものだったとしたら?ちょっと考えちゃいますが・・・いずれにしても、現実のオニババーは負けなんですね。

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2016年1月25日

1月25日の朝刊1面のトップ写真

昨日のブログの続編です。

昨日の大相撲で10年ぶり日本人力士の大関琴奨菊の初優勝、奄美では115年ぶりの雪が観測されるなどの寒波、そして国会では甘利大臣の金銭問題が全国で大騒ぎされる中、福島県の地元朝刊の1面に載った大きな写真は↓でした。

Photo
都道府県駅伝で1区の学法石川高校(2年)の「遠藤選手」が1位でタスキを手渡したという快挙を持ってきました。
福島県は総合でも6位入賞となり、次回は初優勝を目指すそうです(過去最高成績は2位が2度)。

優勝したら、どんな記事になるのだろう?

それにしても、1区の遠藤選手が昨年同区区間賞を取った福岡の選手とのラストスパート争いは、視てる方が力が入ってしまいました。

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2016年1月13日

いち えふ

先日、今年初めて買った本を読み終えました。

Kc

1巻~3巻の3冊一組になったもので、見て分かるかもしれませんが‘まんが’です。ただその内容は、国内外に反響を起したノンフィクションの‘劇画’なのです。

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2015年4月14日

蛭子さんの本

最近はテレビタレントとしての方の印象が強い漫画家の「蛭子能収(えびすよしかず)」さんですが、その蛭子さんの書いた「ひとりぼっちを笑うな」というタイトルの本があります。

Photo←がそれです(800円)。

書店で、何気なく「全国からの共感の声」が目に入り、それにそれほど厚くない本なので読み方が遅い私でもなんとかなるだろうと、ほぼ冷やかし半分で買いました。

ところが、読み始まったら止まらない。

極端な内向的少年期の様子から始まり、友とはなんぞやとなり、話はいじめや教育問題まで発展していきます。

夢中になって読んでいて、蛭子さんが奥さん(前妻)に死なれたときのところは、病院の待合室で読んでいたんですが不覚にも涙を流してしまいました。

これほど蛭子さんの思いと考え方に、「あっ!そうだよ」と共感するとは想像がつきませんでした。
「全国から共感の声」は、たんなるセールスタイトルではないことが解り、ただ驚きでした。

久しぶりにおもしろい本を手に入れました。

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2015年2月13日

イソップ物語の翻訳に日本人のこころ

伊曽保物語』と当時は書いた「イソップ物語」という印刷物が日本国内で発刊されたのは文禄二年(1593)、豊臣秀吉が朝鮮出兵を行った翌年ごろになるそうですが、それは日本人向けのものではなく、日本に来ていたヨーロッパの宣教師のために日本語訓練用として、ポルトガル 風のローマ字で綴られた日本語の印刷物だったそうです。

現在はたった1部だけが現存し、イギリスはロンドンにある「大英博物館」に保管されているそうです。

九州の天草で発行されたその本はイエズス会宣教師 ヴァリニャーノが伝えた活字印刷によるもので七種作られましたが、その一冊目がイソップ物語では最も有名な「蝉(せみ)と蟻(あり)」のお話だったそうです。

イソップ物語が、日本で一般かしたのはそれから300年以上も経った明治時代になって、イギリスで発刊されていたものが翻訳されて出版されてからだそうです。

イギリスでは「セミ」という昆虫が生息しないため、「キリギリス」に替えられたタイトル「アリとキリギリス」となっていたため、日本でもイギリスのイソップ物語と同じく「アリとキリギリス」となって、今に至ったようです。(東欧では、蝉はコオロギに替えられた

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