新たな脱法ドッラク=笑気ガス
現在は見られなくなりましたが、昔の病院のベットの枕元には「笑気」という表示の接続部品が備えつけられていました。
これは麻酔用のN2O(一酸化二窒素)ガスを使うために繋ぐもので、これを吸った患者が顔の緊張がゆるみ笑ったようになることから別名を笑気ガス(Laughing Gas)という呼び方になったものです。
この笑気ガスを吸引すると、多幸感・酩酊状態になることから2011年からイギリスで「風船ガス」「シバガス」などの名で圧縮容器に詰められ「脱法ドラッグ」として乱用されるようになったのです。
安価で入手しやすく、他のドラッグのような副作用が少ないとされているため自販機などで手軽に利用されことから乱用が進む一方だそうです。
確かに少ない量なら副作用は少ないようですが、大量に乱用すると亜急性連合性脊髄変性症を発症、半身不随症状、死亡する例もある危険なものになります。
ところが、「自転車のパンク修理用」などと目的を偽り販売されたり、通販大手のアマゾン(アマゾンUK)等でも販売が続いていているようです。
これを受け、ヨーロッパはもとより日本でも規制する法改正が始まっているようですが歯止めはかからないようです。
麻薬も人間界から無くならない悪習の一つなのかもしれませんが、晩酌する私としては・・・・
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