夕 立
きょうの夕方の5時ごろから、激しい雷雨と降雹が襲いました。
ほぼ1か月ぶりぐらいの雨かと喜んだのもつかのま、地響きを起こす雷鳴とたたきつけるような豪雨で、土にしみこむ前に流れとなって下方へ行ってしまったようです。
ところで、雷鳴と稲妻から、簡易ですが落雷地点(または放電地点)を割り出すことができます。
「稲妻(光)から雷鳴までの時間(秒)」×「340m」=距離
例えば、稲妻が光ってから雷鳴まで「3秒」だとすれば、3秒×340m=1020m(約1km)となります。
これは、「音速=1秒間に平均340メートル伝わる(気温で変化)」(340m/秒=マッハ1)ということを利用した簡易計算方法です。
しかし、単純に3秒=1kmと覚えておけば、もっと簡単に解る気がします。
ただ、遠いからと言って落雷の危険性が無いかというと、それは間違いだそうですから注意が必要です。
それに、落雷は落ちた地点から横へ飛ぶ場合もあり、わたしは落雷したところから川を挟んで対岸に居て亡くなった事故を知っています(本宮市)。
最近は「ゲリラ豪雨」とか「ゲリラ雷雨」とかいう言葉が幅を利かしていますが、昔から在る言い方では、これは「夕立」です。
「夕立」というと、一見激しくないかのように感じますが、まさしく豪雨そのもです。
粋な言葉だと思いますが、使わなくなってしまいました。
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