カテゴリー「文化・芸術」の9件の記事

2023年11月27日

福島市のあづま球場で早慶戦

福島市出身の作曲家、古関裕而氏の野球殿堂入りを記念した早稲田大野球部と慶応大野球部による「全早慶戦福島大会」が26日の日曜日に、東京オリンピックのソフトボール・野球の舞台となった福島市の「県営あづま球場」で行われました。

これは、古関氏が両大の応援歌、早稲田の応援歌「紺碧の空」、慶應の応援歌「我ぞ覇者」、そして「早慶讃歌」を手がけたことなどから、福島市などが両大に開催を呼びかけて実現したものです。

前日には両チームの応援団共同によるパフォーマンスも行われ、そのた様子が地元のテレビで報道されました。

今回の全早慶戦は、現役選手と社会人チームで活躍する卒業生の混合チームで戦う試合だったようで、結果は7対6で早稲田が勝利したようです。

偉大なる作曲家にエールですが、実は小関裕而記念館に一度も行ったことが無い私です(笑)

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2023年1月28日

「こけし」の由来は?

「こけし」というものは、日本国中にあるようですね。

福島県内では、福島市の土湯温泉街で作られる「土湯(つちゆ)こけし」が有名ですが、よく考えれば「こけし」というのは不可思議な名前に思えてしまったのです。

こけしの歴史は古く、最古のこけしが誕生したとされるのは称徳天皇(しょうとくてんのう=孝謙天皇 (700年代=奈良時代) )が国の安泰を祈願し、「陀羅尼経(だらにきょう)」を入れて奉納された木製の塔100万基を各地の寺院に納めたのが、形こそ似ていないが日本最古のこけしだといわれているようです。

それが江戸時代後期になって、東北地方の温泉地のお土産として作られたのが発祥といわれています。

それが赤い染料を使っていたため、魔除けや縁起物として好まれ子どものよき遊び相手であり幸せを守る玩具として全国に広まったんだそうです。

それだから土湯の温泉街で作られているんですね。

さて本題の名称の由来です。

こけしが誕生した当初は共通の名称は無く、木で作ったから「きでこ」、芥子人形からきた「こげす」、魔除けの人形這子(ほうこ)からきた「きぼこ」などいろいろな名称があったようです。

それが時代とともに、木を削ってできたから「木削子(こげし)」とか、江戸時代の男児や女児たちの髪型から「芥子坊主」(けしぼうす)に似ていたから「小芥子(こけし)」と表記されたりするようになったようです。

そして時代はさらに過ぎ昭和15年(1940)になって、あまりにも名称が多過ぎて不便だということで「こけし工人(職人)」や愛好家などの関係者が集う会の名称をもとに「こけし」とひらがな3文字に統一することが決められ現在に至るそうです。

つまり、昭和になって意図的に全国統一した名称だったんですね。

そう考えると、「伝統民芸品」という感じが、ちょっとだけ薄れてきてしまう気がします。

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2022年11月12日

石巻市にイスラムの「モスク」が完成

宮城県石巻市にイスラム教徒(ムスリム)の礼拝堂である「モスク」が完成したことが報道されました。

土地を購入したり近所の住人への理解など建設の中心を担ったのは、東日本大震災後に復興支援のためバングラディシュから石巻に移住し、建設業を営むソヨド アブドゥル ファッタさん(51)です。

そのモスクには「石巻モスク」と名いう日本語の木の立て看板が掲げられた、プレハブ平屋約66平方メートルで少し広めの集会所見た名大きさですが、天井の中央にはモスク独特の伝統的ドーム状になっている立派なものです。

石巻市は、インドネシアからの外国人技能実習生らが多く全員がイスラム教徒で、今までは往復で4時間をかけて仙台市のモスクに行っていたそうです。

これからは、近くにあるとして石巻市や女川町からもインドネシアのからの実習生が祈りの為に集まり礼拝を行う様子が報道されました。

設置したソヨド・アブドゥル・ファッタさんは、家族と離れて暮らす実習生の安らぎ、さらに地元の人にイスラム教を理解し交流の場として行くことを願っている思いを流ちょうな日本語で話されていました。

アジアからの実習生は、実際は日本でお金を稼ぎ家族への仕送りが目的ですが、現在の円安で同じ金額でも20%以上も減額してしまうため食費などを切り詰めて仕送りを増やそうとしている方々が多くなっているそうです。

その苦悩と孤独感は想像がつきません。

それを癒すのがイスラム教徒ならモスクなんだそうで、ソヨドさんの功績は私たち日本人には考えられないくらい大きいようです。

初めは震災で苦しむ東北の日本人の為にバングラディシュからやってきて、こんどはアジアからの人々の為に行動する、こういう人を聖人というのでしょうね。

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2021年11月24日

ファッション用語はデジタル用語より難

世の中カタカナ文字や言葉があふれています。

パソコン関係、ファッション関係、そしてまともな日本語が使えない政治家や評論家が気取って使う言葉が代表的なところでしょうか。

その中でも、最も変化が激しいのはファッション関係です。

例えば・・「スパッツはレギンス」、「とっくりはタートルネック」、「ベストはジレ」、「パーカー(パーカ)はフーディ」などの「 」内の言葉は同じものです(厳密には違うのもある)。

その他にも、肌着をインナーと言ったりするのもそれでしょう。

これは、同じものをフランス語・英語・米語・ラテン語・ドイツ語・和製英語などを使用するのが最大の要因です。

いつの間にか、こっちの言うことが若い姪などに通じなくなっているときが多々あり、「え?何それ?」と言ってしまいます

そして、「知ってるか」とばかり、言いたくなるのは昔の呼び名です(笑)

  1. 「褞袍(どてら)」、
  2. 「脚絆」、
  3. 「申又」、
  4. 「革帯」、
  5. 「チョッキ」、
  6. 「雪駄」、
  7. 「突っ掛け」、
  8. 「鳥打帽」、
  9. 「ゲートル」

    ・・などなど(;^ω^)

ちなみに、日本兵が着用した「ゲートル」は、今の「スパッツ」を指す言葉なのですが、なんだか着用場所が変化してしまいました。

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2021年2月22日

欧米は、間違った答えに「〇」が常識

NHKBS番組の「クールジャパン」では、日本と海外の違いを知ることができて面白く、日本とは正反対の意味になることを実感することがままあります。

特に「〇=丸印」の使い方は、この番組を視て知って驚いたことの一つです。

日本の学校のテストで、その答えが全部‘〇’だったり、二重丸や花丸だったら大喜びで、その結果を親に見せることでしょう。

ところが、欧米では全部〇だったら子供は真っ青、とても親に何か見せられない結果です。

つまりこうです↓

  • 日本の教師は、正解の答えにを付ける
  • 欧米の教師は、間違いの答えにを付ける(正解=

これは、日本人が海外へ留学したさい、または逆に海外の人が来日留学したさいに、最初はほんとうに驚くそうです。

現在、世界中を席巻している日本製のテレビゲームは、次期オリンピックでは競技として採用すことが決まっています。

ソニーのPlayStationの場合、上記のような日本国内の事情からコントローラーのボタンの記号の「〇✖」を、日本向けと海外向けを逆にして販売していたんだそうです。

しかし、今回のPlayStation5からは世界共通にしたんだそうです。

つまり、国内のコントローラーが↓

〇=決定」を、「〇=キャンセル」に変更

「✖=キャンセル」を、「✖=決定」に変更

つまり・・真逆に変わってしまい、日本国内ユーザーからは戸惑いと、「変更の仕方はないのか?」の問合せが殺到しているようです。

野球では、ストライクとボールの表示順が、日本は海外とは逆だったのを治し、今ではそれで慣れてしまった感があります

使任天堂とマイクロソフトの場合は世界中で同じ設定をしているそうですから、慣れるしかないようです(私はやりません)。

さて、これが日本国内の教育現場にも影響してきて「〇=不正解」となり、9月が始業となるかは・・・アメリカ留学経験を持つ河野行革大臣の考え次第かもしれません(笑)

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2019年7月 1日

捕鯨 と 浄瑠璃

ついに日本の商業捕鯨が再開されました。グリーンピースなどの妨害が起こるかもしれませんが、こんどは日本の領海内での操業になるので「領海侵犯」で対抗できるかもしれません。

そもそも日本が脱退を表明したIWCとは国際捕鯨委員会であり、目的は‘乱獲しない捕鯨を推進’であり“捕鯨禁止”が目的の組織ではなかったはずなのに、いつの間にかクジラの乱獲の真犯人国家だったオーストラリアやアメリカの意向で変わってしまったのですから、脱退は致し方ないというのが私の考えです。

クジラの商業捕鯨が可能になったことで、無形文化財にもなっている浄瑠璃人形やからくり人形には欠かせないクジラからとれる素材が、今まで捕獲禁止が長く続いて入手は絶望的な状況だったことが解消しそうです。

ちなみに、捕鯨の伝統的文化を持ち食糧として捕鯨をしている国々には、ロシア、日本、ノルウェー、アイスランド、フェロー諸島(デンマーク自治領)、カナダ、インドネシアなどが挙げられ、ほとんどがIWC=国際捕鯨委員会を脱退していて、日本は遅いくらいでした。

捕鯨反対の先頭に立つオーストラリア国内では、カンガルーの捕獲が問題になっていて、筋金入りの反捕鯨派でもあるムジャドウェシュという人は「カンガルーを殺すのをやめるよう、日本がオーストラリアに圧力をかけるのは大歓迎だ」と語っているそうです。

オーストラリアって、矛盾した国家です。

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2018年10月21日

作曲家を野球殿堂へ?

福島県が生んだ偉人の1人に福島市出身の作曲家「古関裕而(こせきゆうじ)さん」が居ます。同市には記念館も設置されています。

この作曲家である古関さんを偉業を達したプロ野球選手が登録されるところで知られる野球殿堂入りを目指すプロジェクトが始まり、来月からその組織が活動を始めるというのです。

古関さんは知る人ぞ知る、多くの野球チームのために曲を書いているのです。

  1. 全国高校野球選手権大会歌「栄冠は君に輝く」
  2. 早稲田大応援歌「紺碧の空」
  3. 慶応大応援歌「我ぞ覇者」
  4. 早慶讃歌「花の早慶戦」
  5. 中央大応援歌「ああ中央の若き日に」
  6. 明治大応援歌「紫紺の旗の下に」
  7. 日本大応援歌「水の覇者日大」
  8. 阪神タイガースの歌「六甲おろし」
  9. 巨人軍の歌「闘魂こめて」
  10. 中日ドラゴンズの歌「ドラゴンズの歌」
     
    等々

この功労・功績を基に殿堂入りを目指すようです。

ここで疑問は、「プロ野球選手でもない人は殿堂入りできるのか?」なんですが、野球殿堂には「正岡子規」なども入っていて、可能のようです。

実にユニークなプロジェクトです。実現を期待したいです。

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2014年9月10日

真っ赤なワンピースの大臣

安倍政権の改造内閣発表の際の記念写真、ひときわ目立った服装が新閣僚の松島みどり法務大臣の真っ赤なワンピース姿でした。

このかた、オフィシャルサイトでも赤いジャケットを着ていますので、元来赤が好きだということでしょう。
しかし、「いくら好きでも、閣僚発表の席では派手すぎではないか?」という意見も少なくなっかたことも事実でしょう。

さて、話は少し変わりますが、今のオバマ大統領、そして歴代アメリカ大統領のブッシュ大統領、ケネディー大統領、レーガン大統領などが、大統領就任式の演説の時に‘赤いネクタイ’をしめていたというのですが、記憶にあるでしょうか?

日本ではほとんど知られていませんが、欧米では非常に重要な場面で力を与えてくれるパワータイ」というものをしめる慣習があるんだそうです。

  • ネクタイ⇒ 『決意』を示すもので、物事の強い覚悟のあらわれを示している
  • ネクタイ⇒『誠実さ』をアピールするもので、真摯な思いの表れとなる

このことを知っていたかどうかは不明ですが、もと朝日新聞記者だった松島大臣ですからそのくらいは知っていたのでしょう。
「死刑執行に毅然と認可を与える」と就任演説で語った松島みどり法務大臣、それらの覚悟の表れが「赤い服」になったのではないか(?)と思われます。

ちなみに、前の森まさ子特命大臣はよく白のジャケットに赤いシャツを着ていましたが、これは日の丸をイメージしていたとのことです。

政治家たる者、服装でも何かをアピールすることが好きな人々のようです。

余談ですが、以前にもちょっと書きましたが中国では「⇒不浄の色で忌み嫌う」、「⇒祝いの色で好まれる」という考えがありますので、あの真っ赤なワンピースは嫌われる色なのかもしれません。

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2006年12月 1日

レコード大賞

わたしの場合まったく見なくなったレコード大賞発表である。
昨年だれが貰ったかさえ知らないが倖田来未らしいようだ。

今年の金賞の受賞者を新聞で見たら知っているのは「倖田来未」「BOA」「氷川きよし」だけしか判らなかった。
あとはやたらアルファベットが並べられた歌手と曲ばかりでちんぷんかんぷんであった。

かなり、遅れだしたのかそれとも世の中が変わったのかは意見が分かれることだろう

その受賞者の中に懐かしいといっては本人には失礼だろうが「五木ひろし」の名があったのに目を引かれた。
受賞したのは「作曲賞」となっていた。

本人は歌で貰いたかったはずだが、久々のレコード大賞での受賞でうれしいのではないだろうかと想像してしまった。

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