伝説の検証
福島県の田村市都路町(みやこじまち)と双葉郡葛尾村(かつらおむら)とにまたがって在る県立公園の「五十人山(ごじゅうにんやま=標高883m)」、その名前は古からの伝説が由来になっています。
【『五十人山』の伝説】
蝦夷(えみし)征伐の為にこの地に進軍した坂上田村麿呂(征夷大将軍)が、山頂の大石に家来50人を座らせてその戦略を練ったという伝説がある。
その伝説の通りに、五十人山の山頂には大きな石が存在していますが、本当に人が50人乗れるのかは検証されたことは無かったのです。
10月29日の日曜日、地元の都路小に通う吉田圭佑さん(6年)が授業で名前の由来を知り、「本当に五十人乗れるのか?」と疑問を持ったことがきっかけとなり、検証することになりました。
検証には地元住民らが参加し、1人ずつ人数を数えながら石の上に乗り、最終的に伝説より多い55人が石の上に乗ることができたそうです。
このことによって、伝説は本当だったことが証明されました。
ただ、参加者からは石の上に少しスペースを残したので「60人まで乗れるのではないか」との声も上がったようです。
これから田村市と葛尾村は、50人で五十人石に乗った団体などに認定証を贈る事業の実施などを検討しており、PR活動を進める考えだそうです。
小学生の疑問を大人たちが聞き実証し、観光にもつなげた行政の今回の取り組みはわが村にも何か参考になる気がします。
さて、村内にも複数の伝説あるんですが、どれが良いのでしょう?
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