カテゴリー「ことばの出会い」の156件の記事

2026年7月 4日 (土)

明治に急増した和製漢語「よろん」、「へいわ」とか

幕末、そして明治になって日本では中国から伝わった漢字を使って、本家とは違う意味にしたり使われていない熟語=和製漢語が多く発生し、後にその和製漢語は中国が逆輸入したりしたのも急増したそうです。

中国が逆輸入した和製漢語には下記のようなものがあります。

共産主義、右翼、左翼、運動、進化、共和・・・

これらは、中国ではなかった漢字・漢語だそうですから驚きます

さて国内に戻すと、今の世界中の人々が願うことに「へいわ=平和」がありますが、これも明治時代に生み出された和製漢語です。

これは「peace」訳語として考えられたものですが、当初は中国語の「和平」を選択するも、それでは「peace」の概念にマッチしないとして、【倒置法】(前後の漢字配置を取り換える)というやり方で、和平を倒置して「平和」、つまり平らかにしておだやか、という語を創作したそうです。

そして以前にも耳障りな誤読としてアップした和製漢語に「よろん」というのがあります。

「よろん=」は「輿論」という漢字を使用していましたが、「輿」の文字が難しいとして明治政府が使用禁止にしたため困った新聞社などが「世=よ}という漢字を代替えとして使用し「世論=よろん」として現在に至ります。

ところが「世論」を「よろん」と読まず「せろん」という人が少なくなく、一流の大学を出た知識人でもはずかしげもなく「世論調査」を「せろんちょうさ」というありさまです。

番組中にMCが何度も「よろん」言い直しても、どや顔で「せろん」と言う解説が、わたしには耳障りでしょうがないのです。

 

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2026年7月 3日 (金)

暖かな食べ物は

きょうのワールドニュースで、大変な被害となっているベネゼエラの大地震被害地で、救助や被災した方々に食料を供給するボランティア活動を行っている料理人の方がインタビューに応じられ災害地の悲惨さを話されておられました。

この方は、イスラエル軍の攻撃を受けたガザ地区や世界各地の紛争や自然災害地で食料を配られることをやっているそうですが、そのかたが言った言葉が心に残りました。

「暖かな食べ物は、人に尊厳を与える」

経験から裏打ちされたいいことばです。

つまり、言い換えれば「空腹は人々から理性や尊敬の心を奪い人でなくなる」ということでしょう。

そういえば、日本の故事「衣食足りて礼節を知る」もこれとほぼ同じですね

第二次世界大戦のとき、南方の日本兵は米軍の作戦で食料を絶たれ、空腹に耐えられず戦死した味方の兵隊の死肉を食べた日本兵がいたそうですが、その兵隊の目は完全に人の目ではなかったそうでだれも何も言われないし近寄れなかったそうです。

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2026年3月 9日 (月)

「情けは人の為ならず」の誤用が拡大!?

先人が残したことわざにはいつも感心させられるものばかりですが、時代とともに言葉遣いの変化などから意味が誤解されてしまっていることが一夫おっく見られます。

「情けは人の為ならず」は、私たちが良く知ることわざの一つでその意味は「他人への親切は、その相手への為だけじゃなく、廻りまわって最後には自分の為になる良い行為になる」というように私は覚えました。

ところが、現代人の約半数近く(45.7%)が

「人に情けを掛けて助けてやることは、結局はその人のためにならない」

という間違った意味で認識し使われているというのを知り驚きました。

誤用が広まった原因は、「ならず」という古い日本語の解釈の間違いと、
『思いやり・情愛・風情・風流心』の意味を持つ「情け」ということばを、現代人は「同情」と考えることが多くなったことからではないかとの分析があります。

その誤用が、当たり前になっていくのでしょうか?恐ろしい気がします。

先日、猛吹雪の取材をしていたテレビ局の若いリポーターが、

「前を見ることができない激しい吹雪のため、通りの皆さんは“目を細めています”」

と言っているのを聞き、言いたいことは判りましたが、笑ってしまいました。

「目を細める」とは「笑う表情」を表す言葉であり、「吹雪で目を細めている」では悪天候を喜んで笑っている意味になっていることを知らなかったのでしょうね。

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2026年1月22日 (木)

原発スタッフは軍隊式の・・・

柏崎刈羽原発の再稼働が認可されましたが、トラブルでまた停止してしまったようですね。

その再稼働の時の管理室での様子が放送されましたが、そのときに社員の方が数字を言う場面があり、その数字の読み方が軍隊式だったので面白く聞いてしまいました。

これは、数字の聞き違いを防ぐためであることは直ぐに判りましたが、どこの電力会社でも同じなのでしょうかね?

ちょっと気になってしまいました。

 

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2025年6月 5日 (木)

「ぶうん ちょうきゅう」を願って万歳・・

今朝のNHkテレビ小説「あんぱん」で、ヒロインの教え子の兄が出征するシーンがありました。

その兄が「行って来ます」とあいさつすると、すかさず婦人会の代表から「『行って、来ます』は良くない。『行きます』です」という、この時節特有の指摘がなされます。

そして悲しみをこらえ大きな声で妹が「武運長久を願って万歳」の音頭で、集まった人全員で一斉に万歳が叫ばれるという、戦時中シーンの定番の様子が行われ、わたしは亡き祖父や伯父たちの出征の様子が連想され胸が熱くなりました。

さてここで使われる婦人会の『来ます。』は生きて帰ろうと思われるから駄目だという指摘叱責と、「武運長久」と言う言葉の意味には大きな矛盾があることを知っているでしょうか。

 

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2025年4月13日 (日)

「郷に入っては郷に従え」は中国のことわざ!?

オンライン上に中国のある女性が、旅行で初めて日本に来た感想をアップした記事を見つけたので読んでみました。

他の中国人の方が感じるようにその人も、トイレのきれいさや日本人の親切さ公的な場所でのマナーの良さと静かな雰囲気に感嘆の声を上げていました。

この中国人の方の記事で気になったのは、日本へ行くにあたっての心構えの部分

「初めての日本旅行。(中略)国や地域ごとにそれぞれ独自の民族的な特色がある。
中国には『郷に入っては郷に従え』ということわざもあるので、私たちはゆっくりと現地の文化を感じてみたいと思った」

「郷に入っては郷に従え」ということわざが中国のだと言われて、私は日本のことわざだと思っていたし、どこの国に行っても傍若無人のふるまいをする印象がある中国人ということも含めて唖然としてしまいました。

そこでこのことわざの起源はどこなのか?リサーチしてみました

 

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2025年2月 1日 (土)

「なかしょく」とは?

マスコミでは新たな言葉次々と生まれてきて、わたしとしてはついていくのが難しいです

さて、今回知った新たな言葉は「中食=なかしょく」というものです。

中食(なかしょく)とは、
家庭で調理したものを食べる『内食(うちしょく)』と、飲食店などで食べる『外食(がいしょく)』の中間に位置した食事のことを指す言葉です。

具体的には
お惣菜やデリカテッセンのおかず、持ち帰り弁当などを店で買って、家に持ち帰って食べることを言い、出前やデリバリーも中食になるらしいです。

ファストフードのハンバーガーやフライドチキンは店舗内で食べれば外食ですが、テイクアウトして家で食べると中食になるということです。

つまり、従来からある「店屋物(てんやもの)」という言い方と同類語と言うことですかね?

誰が考えたのでしょうか。

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2024年12月 5日 (木)

レッツラゴー

俳優の火野正平さんが自転車で旅する人気番組のNHKBS「こころ旅」、その火野さんがころんで腰を痛めたとして今年の秋の旅は1週間交代でピンチヒッターでの収録放送されています。

最初は、火野さんとほぼ同じ年齢に柄本明さん(昭24生)、2番手が田中要次さん(昭38)、3番手が田中美佐子さん(昭34)、4番手が昭英さん(昭49)、5番手が山口智充さん(昭44)、そして今週は6番手で再登場の田中美佐子さんです。

来週のからは7番手で渡辺謙さんが決まっています。

ところが火野さんが急逝してしまいました。最後まで番組復帰を望んでいたそうです。

急逝したのは、ちょうど再登場した田中美佐子さんが今週の収録をしていたころにことになりますので、田中さんもスタッフもものすごいショックだったことでしょう。

さて、その今週出演している田中美佐子さん、役柄と違う非常に明るいキャラクターで私が昔から好きな女優さんで変わらず若々しいです。

ところが、
番組中で自転車に乗り出発するときに田中美佐子さんが明るく大きな声で発する掛け声の言葉に笑ってしまいました。

「さっ、行くヨよ。『レッツラゴー』」

久しぶりに耳にしました「レッツラゴー」

この言葉は、赤塚不二夫さんの漫画「レッツラゴン」とか、「レッツゴー」と「えっちら、おっちら行こう」が合わさって「のんびり行きましょう」的に自然発生した造語だとか、何が語源だったかは判然としないようですが、昭和50年代(1970年~1980年代)ごろには普通に使われていた気がします。

ただ、現在は私でさえ使わず、忘れていたくらいです。

田中美佐子さん、若々しく綺麗でもそれなりの年代は隠せないようです。

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2024年11月10日 (日)

「闇バイト」という言葉への誤解

SNS上で若者たちを集めて強盗などさせる犯罪行為が横行してますが、これをマスコミでは「闇バイト」と称して盛んに報道しています。

仕事でもアルバイトでもない犯罪行為に「闇バイト」という言い現わしかたには、常々私は違和感とあまりにも軽すぎ名称であり、別の言い方のほうが良いのではないかと思っていました。

私と同じ考えを持った人はかなり多く居るらしく、警察やマスコミが犯罪に対し「闇バイト」という言葉を使うことへの批判が急増しているようです。

ところが、
マスコミや警察がこれを頻繁に使う理由は全く別で、わたしのような考え方は誤解で的外れな指摘だったことが判りました。

そもそもこの「闇バイト」という言葉自体が警察やマスコミが造り名付けたものではなく、犯罪グループが募集の手段の窓口として10年以上前からSNS上で使用していたもので、他にも「裏バイト」と言う名称もあったようです。

そこで、できるだけ多くの人が安易に応募させないために、警察やマスコミを通じて凶悪な犯罪行為であることを感じさせない「闇バイト」を広く知らせる必要があったわけです。

もし、「闇バイト」の言葉を使わずに、マスメディアや警察が造り名付けた言葉で注意喚起をしたとしたら、ほとんど効果のないものとなった可能性が高いということです。

つまり、「闇バイト」という犯罪組織の隠語を紹介することで、一般人にも判りやすく注意喚起することが目的だったというわけです。

「目から鱗が落ちる思い」とはこういうことでしょうか。

私もまだまだ思慮が足りない

 

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2024年1月27日 (土)

「傲岸不遜」の政治家とは

タイトルの四字熟語は、現在の自民党の派閥問題の記事で見つけた言葉です。

「傲岸不遜」(ごうがん ふそん)とは、おごり高ぶっていることを言う「傲岸」と、へりくだる気持ちがないことを言う「不遜」という2つの言葉からなる四字熟語で、 
「おごりたかぶっていて態度が横柄で、人に頭を下げることを知らず思い上がっているさま」を表す言葉であると説明がありました。

この言葉を当てられた自民党の政治家は、第3派閥の茂木派(平成研)の会長で、自民党幹事長の茂木敏充衆議です。

同派から小渕氏が抜けたことで、党4役で派閥に所属しているのは茂木幹事長ただひとりとなり、茂木幹事長は自派を離脱するか幹事長を辞任するのかという立場になっているようです。

ところが、元々派内からも傲岸不遜の態度が嫌われ人望がなく、特に参院側と折り合いが悪い茂木幹事長は、カネとポストを差配できる幹事長の立場を手放したらだれにも見向きもされなくなるそうです。

以前からわたしも茂木氏の言動には嫌悪感を持って好かない政治家でしたが、それはこの方の態度の癖から来るイメージなんだと思っていました。

しかし、記事によれば性格や思考もそういう人物のようですね。

それでも当選してくるのは、選挙区の地元では違うのでしょうね

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