隣接する本宮市に在るミニFM局「FM-mot.com」(FMモットコム)、そこで人気なのが局の地元MC2人と地元の方言で昔話の語りべをしている女性2人とで、とりとめもない話をするコーナーです。
話しは、家族の近況から世界情勢までいろいろですが、ほんとうにくだらない大笑いの井戸端会議でおもしろいのです。
きょうは、「標準語を話しているつもりが訛っている」という方言の話しになって、各自のいろいろな方言にまつわるエピソードのことになりました。
わが地域では「ごみを捨てる(ゴミ出し)」ことを、「ごみを投げる」というんです(笑)
そこで「ゴミ、投げでこ」(ゴミを捨ててこい)て言ったら、「ごみ投げたら、散らかるだろう」と言われた、というはなしに始まりました。
面白かったのが、MCの知人のばあちゃんが孫に対して言った言葉のエピソードです。
宿題などをやっていた孫に対し、祖母が言った言葉です。
祖母「べんきょ、はがいってっか?」
と言われて、それに孫が答えます。
孫 「お墓参りは、来週の日曜日に行きます」
スタジオは大爆笑でしたが、それの何がおかしいのか?判った方は私たち地元の人々ぐらいでしょうね。(笑)
そしてこれは、昨今の福島県内の若者や子供たちが、年寄や近在の人と話すことが無くなってしまった証でもあります。
この祖母が言った言葉の内容を、標準語に直すと判ります。
「はがいってっか?」は、現代人ではあまり使われなくなった言い方の「捗(はか)が行っているか?」が訛ったもので、「勉強は捗っている?」という意味で祖母は聞いたのです。
ところが、孫は「捗(はか)」を「墓(はか)と思ってしまったことでとんちんかんな答えとなり、スタジオのみんなが笑ったのです。
ローカル局ならではで、東京の人には絶対に受けないトークですよね。
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