カテゴリー「医療と病院」の250件の記事

2023年3月 8日

トマトと花粉症

知らなかったのですが、「トマトを食べると花粉症が悪する」という話が世の中に広がっているんだそうです。

ほんとなのか?と検索したら、結論から言うとそういうことは無いそうです。

ただし、花粉症とトマトが完全に無関係かというとそうでもないようでアレルギーの専門医のコメントがありました。

花粉症に罹患している人がトマトを食べた場合に、まれにですが花粉症から果物・野菜アレルギーになる可能性があるというのです。

これは「花粉食物アレルギー症候群」というものだそうです。

原因は、花粉アレルギーを起こす成分と果物アレルギーを起こす成分が部分的に一致しているため、花粉と同じ成分が入ってきたと体が誤認判断することでアレルギーが起こることだそうです。

つまり、スギのアレルギーと一致した成分を持つトマトを食べることで、体がスギ花粉が入ってきたと錯覚するという仕組みだそうです。

やはり花粉症の人はトマトを控えたほうが良いのか?と思いますが、
花粉症の種類やアレルギー体質かどうか?で、まったく症状が異なり一概には言えないようです。

いずれにしても、症状が激しい時期は気を付けるべきなのでしょう。

あまりにもアレルギーの種類が多くて、やはり素人考えは生兵法の元のようです

考えると、アレルギーのアレルギーになりそうです

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2023年3月 7日

年代別の感染者数

福島県は7日、新たに「315人」がコビット-19に感染していることが確認されたと発表しました。

感染者の累計は延べ40,0694人になり、病床使用率は15%となっていることも発表されました。

減ったなという印象ですが、それより興味を引いたのは県内の年代別感染者の人数です。

  • 10歳未満が33人
  • 10代が36人
  • 20代が18人
  • 30代が44人
  • 40代が38人
  • 50代が36人
  • 60代が37人
  • 70代が28人
  • 80代が23人
  • 90歳以上が22人

少しは誤差はありますが、各年代の感染者数がほぼ同じになっています。

こんな数字を見たのは初めてです。

これはどういう状況であることを示しているのでしょうか?

沈静化が始まった、または始まることを示していたらありがたいです。

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2023年3月 6日

3月13日からマスク着脱の方針は

国は来週の3月13日(月)からマスク着用の考え方が見直し、着用が室内外にかかわらず個人の判断に任されるとの方針が発表しました。

そこで、福島県ではどのような判断をしているのか、県庁のホームページを見てみました。

内堀福島県知事からの発表は↓

 中略)先般、国において、マスク着用の考え方が見直され、3月13日から、個人の判断を基本とする方針が決定されました。
 しかし、 この決定により感染対策が不要になるわけではありません。

見直しが適用されるまでは、引き続き、屋内において、人と人との距離が確保でき、会話をほとんど行わない場面などを除いて、マスクの着用をお願いします。

また、3月13日以降においても、高齢者など重症化リスクの高い方への感染を防ぐため、医療機関の受診・高齢者施設等を訪問・混雑した電車やバスの乗車する時などはマスクの着用が推奨されているほか、医療機関や高齢者施設等の従事者については、勤務中の着用が推奨されています。

お一人お一人が感染リスクや重症化リスクを正しく理解した上で、マスクの着用が効果的な場面では着用をお願いします。
なお、基本的な感染対策は引き続き重要です。
「三密の回避」、「人と人との距離の確保」、「換気」等の励行をお願いします。

(※文章は、HPからの抜粋コピペ)

要するに、県としては13日からもマスクの着用を推奨しているような内容に感じました。

では、最も利用の多いコンビニやスーパーなどはというと・・

コンビニ大手のセブンイレブンファミリーマートでは、マスクの着用は客の判断にゆだねるが、店員は引き続き着用することを発表していました。

イオングループも上記コンビニ2社と同じ方向で検討中のようです。

つまり、「マスクをせずに入店しても構わない」というスタンスとみるべきなのでしょう。

花粉症の時期と重なるこの時期、自治体も企業もこのような言い回しにしかできなかったのでしょうが、日本人のお家芸である「玉虫色の判断と表現」そのものです。

なんとも、奥歯にものが挟まったような、ゴムを噛んでいるような思いに駆られますが、まずは買い物時にどうするか?どうなるか?でしょう。

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2023年3月 5日

被ばくシンポジウム

3月4日、東京電力・福島第1原発事故に伴う福島県民健康調査に関する国際シンポジウムが、福島医大放射線医学県民健康管理センターの主催によって、福島市の福島医大福島駅前キャンパスで開催されました。

シンポジウムはオンラインを併用して100人以上の参加があり、国内外の専門家が放射線の健康影響などについて、10年間の調査で積み重ねた科学的知見が発信されました。

注目されたのは、アメリカ国立がん研究所のキャリー・M・キタハラ上級研究員の発言です。

同研究員は、チェルノブイリ原発事故と比べ、放射能放出量が少ないしヨウ素欠乏症の人が少ない点などから

「福島第1原発事故による被ばく線量は低く、健康影響を引き起こすとは考えにくい」

との見解を示しました。

地元の「福島医大医学部災害こころの医学講座」の前田正治主任教授は、悩みを話せる相談先がない被災者が数千人おり、健康面でも課題を抱えているという調査結果が発表されました。

だいたい思った通りの内容に思いましたが、やはり私たちは研究材料にになっているんだなという思いを強く感じてしまいました。

ただ、それが今後の役に立つのなら悪くは無いかなとも思いますし、なんとも言えない気分です

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2023年1月15日

高齢者の感染とブレインフォグ

めっきり取り扱いが少なくなったコビッド-19感染ですが、主流はオミクロン株BA5となりアメリカで主流となりつつある『XBB.1.5』も日本にも上陸し死者は増加の一途です。

年代別死者数の割合>

  • 70代が17%、
  • 80代が40.8%、
  • 90歳以上が34.7%

という具合に、高齢者だけで9割超(92.5%)になっているようです。

さらに高齢者に特化した後遺症として、“ブレインフォグ”認知機能低下等の症状現れることが問題化になってきているようです。

【参照】ブレインフォグとは、病名ではなく症状を表す言葉で、頭の中にモヤがかったようなぼんやりした状態になり、考えがまとまらない、記憶障害や集中力の低下、物忘れなどの症状がみられることを言う。

体力のない高齢者の基礎疾患との合併症による死者数増加のようですが、驚いたことに圧倒的に高齢者が亡くなるケースが増えている理由は今ひとつはっきりしないのが実際のようです。

つまり、いまだによくわからないのがこのコビッド-19の厄介なところでしょう。

そんな状況の中でインフルエンザの流行が国内でも久しぶりに始まり、アメリカなどではコロナウイルスとインフルエンザに同時にかかった子供がいることが報告されています。

インフルエンザとの同時感染が原因で、新たな変異株が生まれる可能性が出てきたようです。

やはり、ワクチンより特効薬が望まれます

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2023年1月 5日

松の内の検査

まだ松の内ですが、妻の検査の予約日で麻酔も使うので運転が許可されないため病院まで送迎しました。

正午ごろ到着し、救急受付玄関前を通った時に驚く光景が目に入り、思わず「おっ!」と声が出てしまいました。

その病院は県内でも屈指の大型救急病院でもあり、救急車はよく来るので珍しくないのですが、きょうは救急車が5台も来ていたのです。

さすがに救急車が5台も集まっていると、なんとも言えない圧倒される光景です。

偶然に同じ時間になったのでしょうが、病院側も大変だろうなあと勝手に想像してしまいました。

ちなみに、妻の検査結果は「問題無し」ということでホッとして帰宅となりました

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2023年1月 3日

ワクチン接種はやらない

正月にやってきた甥たちに、ワクチン接種の5回目はやったのかを尋ねたら「2回しかうやっていない」という返答が返ってきました。

理由は、
2度やったワクチン(モデルナ)接種の時の副反応があまりにもひどくつらく、頭痛などは経験したことがないほど痛くてつらかったそうで、これならコビッド19感染のほうが軽いのではないか?と思ったというのです。

モデルナもファイザーも副反応がなかった私にはわかりませんが、それも一つの考えなのかもしれないと思い何も言えませんでした。

今年も、コビッド-19から逃れられないようです。

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2022年12月29日

冬にカレーが食べたくなったら、○○かも?

「冬にカレーが食べたくなったら風邪の前兆かもしれない」という面白い記事を見つけました。

その理屈はこうです。

カレーにはターメリック、ガーリック、クローブ、唐辛子、八角、フェンネル、カルダモン、コリアンダーといった、健康促進が期待できるスパイスが含まれているため、風邪を引いて体力が落ちたり人にとても良い食べ物です。

特にターメリックに含有する「クルクミン」は、免疫力を高め、肝臓の働きをよくしてくれるだけでなく、血行を促進し、体内の有害物質を処理するというスグレモノで風邪にはよい成分になります。

つまり、日本では古来から「疲れると甘いものが食べたくなる」などといった、カラダの変調を知らせる言葉の言い伝えがあるように、免疫機能が弱まると本能的に「クルクミン」を欲するようになり、その結果としてカレーが食べたくなるという考え方です。

カレーは元々「インド漢方」などと言われる、古代からの治療薬のひとつですから体にいいことは確かです。

ただ、無性に食べたくなるというのは、単純に「カレーが好きだから」というのが一番のように思います。

 

ところで皆さんは「カレーライス」と「ライスカレー」のどちらの言い方が多いのでしょうか?

私の場合幼いころから「ライスカレー」でしたが、いつのまにか単に「カレー」というようになりました

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2022年12月28日

オーソライズドジェネリック(AG)

かかりつけのクリニックの年末年始の休み、そにぶつからないように今週月曜日に処方箋をもらったり、検査などを終えてきました。

待っている間に、おいてある医療雑誌などを眺めていたら「AG=オーソライズジェネリック」という、聞きなれないタイトルが目に入り気になって読んでみました。

ジェネリック薬品とは、開発した先発医薬品を製造する製薬会社の特許が切れてから、それと全く同じ成分で製造販売される薬品であり単価も安くなりありがたい薬です。

それに対し同じジェネリック薬品でもオーソライズドジェネリック(Authorized Generic)は、先発医薬品を製造販売する製薬会社の特許権が切れる前から後発会社が特許権の許諾(オーソライズド)を得て販売されるものだそうで、添加物まで全く同じ薬品になるようです。

オーソライズドジェネリックは、おおまかに3つの種類に分類されます。

  1. 先発医薬品メーカーの原薬、製法、技術、製造ライン(工場)を用いて製造し、後発医薬品メーカーが販売だけするお薬
  2. 先発医薬品メーカーと同じ原薬、を用いて後発医薬品メーカーが製造販売するお薬(生物学的同等性試験が必須
  3. 異なる原薬を用いて同じ製法で後発医薬品メーカーが製造販売するお薬

ジェネリック医薬品を国に申請する際に必要な試験のひとつ「生物学的同等性試験」も、1つ目の方法では不要です。

ただし、2つ目と3つ目の方法の場合は、他のジェネリック医薬品と同様に必須のようで、オーソライズドジェネリックだからといって、先発医薬品と全てが同じというわけではないようです。

それでも、医療界は同じジェネリックなら「オーソライズドジェネリック」を選んでもらいたく普及を図っているようです

これを読んで今まで何となく思っていた「ジェネリックは少し違うんだろうな」ということは裏付けられた気がします。

しかし、違っていても使い方によって同じくなることも記載がありました。

結局は、医者と薬剤師を信用すればいいようですね

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2022年12月22日

誤接種

コビッド-19のワクチン接種は5回目が始まりましたが、回数が進んでいるためによるミスが起こりました。

福島県の塙町(はなわまち)で行われた集団接種会場で、本来は従来型のワクチンを使用することになっている2回目の接種に訪れた同町の80代女性に対し、いま行っている5回目用のオミクロン株対応ワクチンを接種したというミスが発生したというものです。

現時点で健康被害は確認されていないそうです。

ただ、その女性が2回目のワクチン接種に訪れたことも驚きですが、何回目だとしても現在はオミクロン株用のワクチンを使うべきではないでしょうか?

回数だけで従来型とオミクロン株を分ける、その医学的根拠は示されているのでしょうか?

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