カテゴリー「医療と病院」の304件の記事

2025年6月 1日 (日曜日)

「NB.1.8.1」の脅威

新型コロナウイルスの話題は、備蓄米などの話題に押され全く目にすることは無くなった気がします。

ところが、2025年5月29日、コービット-19の新たな変異株「NB.1.8.1」による感染拡大がアジアで深刻化し、医療現場を圧迫しているというのです。

中国では最近になってこの変異株の感染者数が急増し、病院での緊急室への訪問件数は過去1年で最多を記録しているというのです。

その中でも香港の状況は深刻で、特に高齢層での重症化が目立って過去4週間で81件の重症患者と30人の死者が確認されている状況のようです。

アメリカでも、カリフォルニア州、ワシントン州、バージニア州、ニューヨーク市などの空港検査でこの変異株が確認されており、監視体制を強化しているということのようで、すでに日本国内でも感染が広がっていると見た方が良いようです。

「NB.1.8.1」は『高い感染力を持つが重症化リスクは比較的低い』とみられていますが、感染者数の急激な増加により、結果的に重症者数も増加ということになっているようで警戒が必要のようです。

ただ、マスコミの扱いが低いように関心が薄れつつあり、感染予防もおろそかになりつつある現状でどれだけの人が警戒するでしょうか?

それでも最近の気温の寒暖差の激しさを考えれば、もう一度警戒すべきでしょうね

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2025年3月26日 (水曜日)

トラホーム

今週から再放送が始まったNHK朝のテレビ小説「チョッちゃん」、語りは福島県郡山市出身の故西田敏行さんでヒロイン池山蝶子役は古村比呂さん、、その北海道で開業医をしている父親にはこれまた福島県会津出身の故佐藤慶さんです。

佐藤慶さんは山形出身と設定ですが、どう聞いても福島弁で話しているとしか思えません。

さてそのドラマの今朝のシーンは、佐藤慶さんが扮する医師が往診する場面でしたが、そのときに家の中を温めようと囲炉裏に火に薪をくべる家の息子に、立ち上る囲炉裏の煙を見ながらこういうのです。

「時々戸をあげで、喚起しろ。トラホームになっちまがらな」

「トラホーム」、わたしはこれに小学生のときに罹患して治療していた病名で懐かしさと嫌な治療も思い出しましたが、現在は知らない人の方が多いのでしょうね。

「トラホーム」は「クラミジア・トラコマチス」による眼感染症で、当時、日本国中に蔓延し失明者が多く、撲滅のために日本人の国民病として「トラホーム予防法」が大正8年(1933)に公布されるにいたります。

しかし原因療法がなく、収斂薬の点眼処置での対症治療だけで、法律上の届出伝染病として管理されましたが「治癒」がないのに、眼科外来でも患者数の多い病気であったそうです。

そして年月が過ぎ、第二次世界大戦が終結したころ尼崎市に発疹チフスが発生、その治療薬としてアメリカの進駐軍から「オーレオマイシン」が提供されチフスの流行が止められました。

その際に偶然なのでしょうが、チフス治療薬の「オーレオマイシン」を服用した患者の「トラホーム」も完治するという結果が出ます。

その後臨床実験の結果、オーレオマイシンがトラホーム治療に効果が認められという当時では世界初の発見となり、正式にトラホームの治療薬として認可されることになります。

これによって昭和58年(1983)に「トラホーム予防法」が削除され、病名も消え現在に至るようです。

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2025年3月14日 (金曜日)

マイナ保険証と「資格確認書」を同時に取得可能

私の母のように未だに「マイナンバーカードを所持しない人」、またはマイナカードを持っていても「マイナカードを保険証として登録していない人」、そういう方々は従来の保険証を使用していますが、今年の保険証の期限が切れ(最長で2025年12月1日)から使用できなくなることになっています。

このような人の為の対処として、政府は医療機関を受診するときに従来保険証の代替えとして使う“資格確認書”を申請不要で自動的に送付することを決めています。

<資格承認証が無償で申請不要で送付される人> 

  1. マイナンバーカードを取得していない人
  2. マイナンバーカードを取得しているが、健康保険証利用登録を行っていない人
  3. マイナ保険証の利用登録解除を申請した人=登録解除者
  4. マイナンバーカードの電子証明書の有効期限切れの人
  5. 令和6年12月2日以降に新たに後期高齢者医療制度に加入した人
  6. 転居等により有効な後期高齢者医療被保険者証を持っていない人

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2025年2月12日 (水曜日)

耳鼻科にて季節を感じた

月曜日、母をいつもの病院に連れていき、いつものように耳鼻科と整形外科で診察・診療を受けてきました。

耳鼻科で待っている間、母より予約が早い30代くらいの女性に看護師さんが症状を聞いている内容が耳に入ってきました

どうやらその方は花粉症らしく、毎年症状が悪化し始めたごろにやってきているようでした。

積雪がすごい今年、もう花粉症が始まっているのだなと感じた瞬間でした。

気の毒だとは思いましたが、わたしにはもうじき気温が上がってくると言う思いに駆られました

早く気温ががってもらわないと、2m近くにもなった除雪で積み上げた雪の山が消えてくれないのです。

除雪の仕上げはお日様と暖かさだけです

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2025年1月18日 (土曜日)

感染の人数は

ふくしま県が15日に発表したコービット-19の新規感染者数は、1月12日までの1週間に福島県内82定点医療機関で確認された患者は941人、定点医療機関当たりの感染者数は「11.48人」、これは前週の「12月30日~1月5日」より「1.82人」少い結果となったようです。

それに対し、1月6日~1月12日においての県内のインフルエンザ定点医療機関の1定点あたりの感染者数は「36.22人」となり、コービットー19感染者数の3倍以上の感染者が確認されたことが判りました。

これは、感染警報レベルである「30人」を上る感染者数になっています。

これを受け、県は基本的な感染対策の徹底を呼びかけ、引き続き両方の感染に対し基本的な感染防止対策をお願いするに至りました。

インフルエンザ、コービット-19、風邪、花粉症、寒暖差アレルギーなどはその症状が似通っており個人の判断は不可能ですが、医療機関でも難しいようです。

県が呼びかけているように、基本的対策しかないようですが、私の場合はその中にある「十分睡眠をとる」ということが困難であり不安の材料になっています。

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2024年12月31日 (火曜日)

近眼のお薬

国内で初めて近視の進行を抑える目薬が出来上がったというのは驚きでした。

厚生労働省は27日、大阪の製薬会社「参天製薬」が開発した近視の進行を抑える目薬「アトロピン硫酸塩水和物」の製造販売を正式に承認しました。

近視の進行を抑える目薬が承認されたのは国内では初めてのようです。

近視は簡単な目の障害ですが、あまりにも身近で直すこと自体考えもしませんでしたが、本格的なそれ用の薬ができたことは驚きのニュースでした。

緑内障や白内障も目薬で直せる時代が早く来ることを期待したいと思いました。

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2024年12月23日 (月曜日)

お薬もAIが考え出す?!

現在、多くの製薬会社などで難病用などの新薬の開発にはAIが活用されているという報道を視て驚きました。

AIというのは、ベテランの科学者や新薬開発担当者が「これは使えない」というものでも、新たな視点から治療に導くことを提案してくるというのです。

それも、その提案もほんの5~6分でいく通りも治療薬のパターンを考え出してしまうというのです。

あくまでも提案だけで、その後の開発や仕様決定は人間が行うのは当然ですが、その発想の豊かさや速さは人間はかなわないようなのです。

さらにすごいのは、AIが利用されることでいままでは医療会社の専売特許だった新薬開発が、小さなICT会社が参入することも可能にし利益を生み出していることも報道されました。

なんだか、うれしいような、恐ろしいような、話ですが、そうやって開発された新薬がすでに難病治療薬として臨床実験が行われている製品が存在しているというのです。

AIの進化はどうこまでいくのでしょう

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2024年12月13日 (金曜日)

10月より2倍に

福島県が11日発表した、8日までの1週間での県内コビッド-19感染者数は82定点医療機関で310人だったようです。

これは、その前の週11月25日~12月1日より0・13人多かったことになるようですが、10月の週間感染者数と比較すると2倍に増加しています。

インフルエンザも感染者数が増えているようですから、免疫力が低下しないように心がけたいものです。

それには、1に栄養(食事)、2に睡眠だと思いますが、睡眠が浅い私は2番が一番問題で難しいです。

きょうも小雪舞う1日で明日も似た予報ですのでただ気を付けるしかないようです。

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2024年11月22日 (金曜日)

マイナカードと薬局の対応

今11月になって、医療機関を利用した際の薬局の対応が変わりましたよね(?)

母は月一度の総合病院と、2か月に1度行く眼科クリニックと内科クリニックに連れて行った際、帰りに処方箋を受け取りに回ったすべての薬局で最初に言われたのが「マイナンバーカードはお持ちですか?」でした。

2か月前に来院した時は、そんなことは言われず保険証の提示だけを言われ、所持していない母は保険証の提示で完了していました。

それが気になったまま、先日は私が通院するクリニックへ行き、いつものようにマイナンバーカードで受付を済ませて診療を終え薬局に向かいました。

処方箋を出し待っていると次の人が薬局に入って来たのですが、その方が受付しようとしたら薬局の人に「マイナンバーカードはお持ちですか?」と即座に尋ねられ、その方は所持していたのでマイナンバーカード読み取り機で読み取りをすることになりました。

使うのは初めてらしく、薬局の人に一つ一つ手順を支持されながらマイナンバーカードの読み取りを行っていました。

その方と私の違い、それはクリニックの受付でマイナンバーカードを使ったか、それとも通常の健康保険証を使ったかの違いです。

つまり、医療機関でマイナンバーカードを使うと薬局とも連携し始めているということでしょう。

これは隣接していない薬局で処方箋を受け取る場合はどうなんでしょうかね?

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2024年10月25日 (金曜日)

コヴィッド-19感染の死者が増加中

コヴィッド-19が「5類感染症」となった2023年5月~2024年4月の1年間で、死者数の合計が「3万2576人」なったことが24日のきょう、厚生労働省の人口動態統計で分かったことが新聞に載りました。

この死者数は季節性インフルエンザの約15倍にもなり、その約97%が65歳以上だったことも掲載されました。

コヴィッド-19は、現在でも次々と変異して高い感染力を持ち続け、病原性もあまり低下せずに基礎疾患のある高齢者が感染して亡くなっているとみられています。

悪いことに、私の住む福島県は東北6県中最多の「696人」の方たちが亡くなられていることも掲載されました。

死者が多い理由は、単純に人の出入りが多いのか? それとも医療機関の治療体制が良くないのか? そこまでは記載がありませんでしたが、後者の理由だったとしたら困ります。

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