カテゴリー「医療と病院」の289件の記事

2024年8月25日

ブルータング感染症が増加・拡大

現在ヨーロッパでは、ひつじ、やぎ、の家畜に「ブルータング」という伝染病が急増しているらしく、特に羊を飼う農家は頭を抱えているそうです。

「ブルータング」といのは、ブルータングウイルスの感染によって起こるもので羊や山羊、牛、鹿といった反芻動物(※飲み込んだ餌を口に戻し噛み返しをする動物)が感染する病気で、感染した牛の一部には舌がブルーに変わる場合があることからその名がついたようです。

症状は、発熱、顔面浮腫、流涎、嚥下障害、鼻汁漏出、呼吸困難などで、舌や口唇、鼻腔、口腔粘膜に腫脹や潰瘍形成といった病変がみられ、妊娠動物が感染すると、流産や死産、子の先天異常(大脳欠損)などが生じることがあるとのことです。

感染しても体の大きい牛などは重症化はしないのですが、羊などは死んでしまう場合があるようで深刻です。

日本でも感染があったそうですが、それはかなり以前のことでイギリスでは16年ぶりに感染確認だったようです。

この感染症の恐ろしいのは、蚊により媒介されることで感染を防ぐのが非常に難しいということです。

ウイルスは、世界中の熱帯から温帯地域に分布しワクチン接種などの対処が行われるようですが、なぜか日本国内においてはワクチンの使用はされないそうです。

ですから日本では感染した場合は有効な治療法は無いとされています。

日本では1974年(昭和49)にウイルス侵入が確認され、1994年(平成6)に北関東地方で肥育されていた牛とひつじでの発病例があるがその後現在に至る30年間発症の確認は無いということで、コビッドー19感染拡大の時と同じように日本国内にはワクチンは無く、それどころか開発も行われていないようです。

家畜の世界でも、日本はワクチン開発が遅れている”ワクチン後進国”のようです。

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2024年8月 5日

感染者数の集計と公表を再開

「福島県医師会」は、コビッド-19感染者の増加を受け、こと3月末で中断していた週2回の感染者数の集計と公表を2日の金曜日から再開しました。

毎週月、木曜日に診断した分の感染者数を翌日にホームページで公表するということです。

現段階で県内やく400医療機関で1日に診断された感染者は約700人近くにも達しているようです。

 郡市別の内訳は、いわき市が158人で最も多く、郡山133人、福島市73人、須賀川58人、会津若松50人と続いた。年齢別では50代(112人)や40代(107人)で多かったようですが、この数字に我妻の数は入っていないようです。

県内ではこれから夏祭りなどのイベントが目白押しで、感染者がさらに広がる恐れがあるとみての再開ですが、その対策は「3密を防ぐことや手洗い、うがい、マスクなどの基本的な対策を再確認、再実行していく必要がある」という今までと同じことの繰り返しのみです。

多分今までどおりにそれに従う人は少なることは確かで、対策とはならない気がします。

やはり、無料予防接種の再開しかないでしょう

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2024年8月 3日

新しい体温計が届く

先日記事にしましたが、壊れた体温計に替わって新たに注文した体温計が1日に届きました。

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←がそれですが、見た目は今までの(シチズン製)と変わりがほとんどありません。

microlifeという商品名で、製造販売は「アズワン株式会社」というところの製品で、その特徴は私にとってうれしいものばかりです。

  1. 検温は、予測式(約20秒)と実測式(約10分)の兼用型で正確
  2. モニター画面も数字も大きめで、さらにバックライト付きで見やすい
  3. バックライトの色は、37℃を越すとグリーンからオレンジ色に変わって知らせる
  4. 検温終了のお知らせ音が大きくて聞き取りやすい
  5. 検温部分は柔らかく曲がるようになっているのでわきの下におさまりが良い。
  6. テルモ、オムロン、シチズンといった有名メーカーより単価が安い

「アズワン」とは聞きなれないメーカーだと思いますが、それはこのメーカーは元々が医療機関や研究機関相手に医療機器を販売していたところで、家庭用には商品を提供していなかったからのようです。

この体温計も、病院などではすでに使用されていたそうですが、一般向け用に販売が始まったのは最近のことのようです。

ですから、私が気に入った特徴も医療現場からの声などを参照にして作られた可能性があります。

手前味噌ですが、良いものを見つけたと思います。

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2024年7月31日

医療機器認証番号

我が家にある電子体温計、それでなくても小さい液晶表示部分ですが数字の一部分が欠けて見にくいので、電池が無いのかと交換しました。

しかし、操作音は大きくなりましたが数字は相変わらず欠けているので故障したと判断し廃棄としました。

そこで新のを買うことに、条件は「正確であること」、できれば計測時間が早く安いこととして探しました。

電子体温計の正確さというのは、アナログの体温計(水銀)と差が無いことなんだそうですから昔ながらの体温計と言うのはすごいと思いました。

もう一つの指標として電子体温計は医療機器に分類されていますので、その製品には「医療機器認証番号」というのが記載されていることが必須だそうです。

医療機器を販売するにあたって、その品質や安全性等を確保するための基準が設けられており、その認証を受けている証拠となるのがこれだそうです。

見たことはないですが、中には「医療機器認証番号」が無いのも販売されているそうですから、特に通販ではよく確認することが大事だと思いました。

これは覚えておいて損はないですね

体温計はこれらを参照に、通販Am・・・に注文しました

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2024年7月21日

白血病に罹ったらHIVが完治した!?

コビッド-19の新たな変異株が出現し、また感染が急激に拡大しているそうです。

コビット-19で忘れかけていますが、世界的感染症で今も感染者が増えていると言えば昔は「エイズ」と呼称されたHIVがあります。

このHIVは様々な治療法は薬やらが研究開発されてきていますが、最も効果があるのは「抗レトロウイルス療法」(完治は望めない) というものだそうです。

ところが、ドイツのMarcという名前の男性(現在53歳)が、まったく偶然なことでHIVが完治したことが世界中の医療研究者などで話題になっているのです。

この男性はたのHIV患者と同じく「抗レトロウイルス療法」を行って数か月した2011年に「急性骨髄性白血病」を発症します。

悪いことにこの男性の遺伝子はCCR5デルタ32と言う稀なものであることが2013年に判り、白血病の治療法である「骨髄移植」のためのドナー探しが難航しますが、無事に骨髄を持つドナーが見つかり骨髄移植治療がなされました。

ここで男性や医師たちを驚かせる自体が起こります。

骨髄移植後に、男性からHIVが検出されなくなったのです。病院は5年ほど「抗レトロウイルス療法」を続けながら検査をした結果、まったくHIVが検出されないので2018年に「完治した」と判断したそうです。

ドイツを中心にその解明研究が行われているそうですが、そのメカニズムは「CCR5デルタ32の変異か?」など考えられていますが、未だに不明だそうです。

判ればノーベル賞ものでしょう。

人の体と言うのは本当に不思議です

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2024年7月 9日

輸血用血液をリサイクルする?!

奈良県立医科大学の酒井宏水教授の研究グループは、献血で集めた血液のうちで有効期間(1ヵ月)が過ぎ、今までは廃棄されていた血液を再利用して人工的に赤血球を作製し輸血に使用できる「人工赤血球」、いわば人工血液の作成に成功したそうです。

実際にこれを使用できるのは、来年度(令和7年度)から人に投与して安全性や効果を確かめる臨床試験を経てからですが国内外から絶賛されているようです。

この”人工赤血球”のすごいところは

  1. 献血で集められた貴重な血液が無駄にならない
  2. 常温で、およそ2年間保存が可能
  3. 血液型を選ばず使用可能
  4. いつでもどこでも輸血ができるようになる

冬になると慢性的な輸血用血液の不足が問題の現在、これが年齢制限が設けられているため少子高齢化が進むと、血液製剤が不足するのは確実であり、今回の人工赤血球は医療界の救世主ということになります。

お隣韓国などでは「また日本人にノーベル賞を受賞されてしまいそうだ」などの声が上がっているようですが。世界中で紛争や自然災害が頻発する現在には本当にノーベル賞ものだと思います。

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2024年6月23日

タバコ版の「禁酒法」か?

「禁酒法」は、かつてアメリカで行われた法処置で、これによって酒の密売が横行しアメリカのマフィヤの組織の勢力の拡大を生み、抗争が頻発する暗黒の時代となったとして後に撤回され「禁酒法=悪法」だとされた歴史があります。

現在オーストラリアでは健康に悪いとしてタバコに対する規制が行われていますが、
その内容は「25本入りたばこ」は日本円で4400円にもなる高額の課税、さらに電子タバコの輸入禁止(医師の処方箋があれば可能)という徹底したものです。

そこで急増しているのが、違法な密輸や密売、そして密売をするギャング同士の抗争だそうです。

6月30日、オーストラリア南部ビクトリア州警察は、メルボルン郊外の4カ所で違法タバコ密売に絡む家宅捜索を行い、密売人を恐喝や銃器の不法所持などの疑い逮捕したそうです。

この日の捜索で押収されたものは↓

  • 80万豪ドル相当のタバコの葉615キロ、
  • 75万豪ドル相当の紙巻きタバコ72万5,000本、
  • 3万豪ドル相当の電子タバコ
  • ライフル2丁、拳銃1丁、弾薬など

州警察は、中東系犯罪組織や、大型バイクを乗り回すギャング「バイキー」、若者のストリート・ギャングなどが、違法タバコ密売に関与していると見て取り締まりを強化しているようですが、密売組織は拡大する傾向のようです。

お隣のニュージーランドでは、2027年から若年層の喫煙を生涯禁止にする法律が施行されるそうです

タバコの密売組織は、さらに拡大しそうな気配で、まさにアメリカの「禁酒法時代」になりつつあるようです。

さて、日本は喫煙をどこまで規制強化するのでしょうか?

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2024年5月14日

身寄り無し高齢者は入院できない?!

病院というのは、特に総合病院や大学病院など大きいほど入院やちょっとした手術でも、それの前に承諾書やら同意書、そして身元保証人などを記する書類を複数枚渡され記入を求められます。

その中でも身元保証人の場合は、複数人になる場合があり、そして家族以外の身元保証人まで無いと入院できないのが非常に厄介です。

これは病院としては、訴訟を警戒しての防衛手段であることは間違いありませんがオンライン検索をしたら・・・↓

  • 平成29年度(2017年度)に厚労省が行った調査によると、65%もの医療機関において入院時に身元保証人を求める運用を行っており、身元保証人がいない場合には入院を拒絶すると回答した医療機関も存在していた

このような状況を受けて厚労省は平成30年(2018)4月の通達により、身元保証人等が存在しないことのみを理由に入院を拒否することは「医師法19条1項(応招義務)に抵触する」との公的な見解を示されていました。

【医師法19条1項(応招義務)】
「診療に従事する医師は、診察治療の求があった場合には、正当な事由がなければ、これを拒んではならない。」

ただ、医師法(医師歯科医師法)ではその通りなのですが、民法上では医師(診療機関)と患者との法律的な関係は、患者が医師に診療行為を委任するという準委任契約が成立してものとして、民法の原則論でいう「契約自由の原則」の適用を受けることになり病院側は入院拒否などができるようになっています。

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2024年5月 7日

腹の激痛でクリニックへ

早朝に腹痛が始まり、時間を絶つごとにその痛みは増してきて痛み止めを飲んでしまいました

痛みが治まったところで、すぐに掛かりつけ医へ向かい検査してもらったら、診断は思った通り2年前に起こったのと同じ尿路結石の痛みでした。

2年ぶりに再発になってしまいました。

前回もそうですが、今回も最初に行うエコー検査の際に先生より「肝臓に水が溜まってますね」言われてしまい痛みの原因よりそっちの方が気になってしまいました。

先生はそれが良いのか悪いのか言われなかったので、検査中に看護師さんに聞いたら「結構多くの人が居ます。心配ないです」と言われました。

帰宅後に検索したら、肝膿瘍(かんのうよう)というものらしく、高齢者で見つかることが多いが急性ではなく‘先天性’のもので、治療は無症状である場合は放置することが多いということでした。

私の掛かりつけの先生も上記のような判断をしたようなので、気にはなりますが大丈夫の様で一安心しました。

それより、まずは結石の完治でしょう

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2024年4月18日

シガレット禁止令・・イギリス

「紙巻きたばこ」(シガレット)というのは17世紀ごろより存在していたようですが、第一次世界大戦以降から広く普及していったようです。

日本では1920年(大正9年)以降だそうですが、喫煙者はほとんど見なくなりました。

4月16日イギリスの議会下院は、現在15歳以下の2009年以降生まれの人への「紙巻きたばこ」の販売を生涯にわたり禁止する法案を可決しました。

法案が施行されれば、今年で15歳以下の2009年の1月1日以降に生まれた人は、生涯にわたって「紙巻きたば」こを購入できなくなります。

さらに、イギリスでは、たばこを買えるのは18歳以上なのですが、この法案では店が「紙巻きたばこ」を売ることができる対象の年齢を2027年以降、毎年1歳ずつ引き上げるとなっているようです。

イギリス政府は、がんなどの病気を引き起こすとされるたばこが公的医療制度の負担になっているとして決めた法律ですが、喫煙そのものは合法であるため、法案に反対する団体からは「シガレットの闇市場を作り出すことになる」との批判も出ているようです。

そもそも、「紙巻きたばこ」以外に在る、刑事コロンボ(アメリカ)愛用の「葉巻たばこ」は? シャーロック・ホームズ(イギリス)のトレードマークである「パイプたばこ」は? 長谷川平蔵(鬼平)愛用の煙管の「刻みたばこ」は?

どういう取り扱いになるかがよく解かりませんが、「販売禁止」というのは思い切った法律だと思いました。

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