おたねにんじん
福島県の会津地方では、江戸時代から「おたねにんじん」が漢方薬の原材料として栽培されてきました。
「おたねにんじん」とは「会津人参」とも言われ朝鮮人参の和名ですが、その効能は滋養強壮や疲労回復などで、食欲が落ちている、食べたものがもたれやすい、何となく疲れやすい時には薬用人参の粉末を1日1g程服用するのは効果的と言われています。
「おたねにんじん」は、出荷できるまで育てるのに5年間もかかる代物で、その栽培はとても難しく国内でも会津若松市は栽培に成功した数少ない土地の1つであり、現代まで脈々とその栽培を受け継いできた国内でも希少な地域です。
その歴史も継承し、県はこれの販売の促進をリオン・ドール(本社会津)の協力で始まったようです。
リオン・ドールコーポレーションは県内に12店舗あり、各店舗で生のおたねにんじんのほか、乾燥、粉末にした商品などを17日から陳列しているようです。
17日には会津若松市の「会津アピオ店」では、会津美少女図鑑のモデル「上野さくらさん」が売り場で商品をPRしたようです。
まさか、朝鮮人参が江戸時代から会津で栽培されていたなんて思いもよりませんでした。
最近のコメント