カテゴリー「食材」の90件の記事

2022年9月18日 (日)

おたねにんじん

福島県の会津地方では、江戸時代から「おたねにんじん」が漢方薬の原材料として栽培されてきました。

「おたねにんじん」とは「会津人参」とも言われ朝鮮人参の和名ですが、その効能は滋養強壮や疲労回復などで、食欲が落ちている、食べたものがもたれやすい、何となく疲れやすい時には薬用人参の粉末を1日1g程服用するのは効果的と言われています。

「おたねにんじん」は、出荷できるまで育てるのに5年間もかかる代物で、その栽培はとても難しく国内でも会津若松市は栽培に成功した数少ない土地の1つであり、現代まで脈々とその栽培を受け継いできた国内でも希少な地域です。

その歴史も継承し、県はこれの販売の促進をリオン・ドール(本社会津)の協力で始まったようです。

リオン・ドールコーポレーションは県内に12店舗あり、各店舗で生のおたねにんじんのほか、乾燥、粉末にした商品などを17日から陳列しているようです。

17日には会津若松市の「会津アピオ店」では、会津美少女図鑑のモデル「上野さくらさん」が売り場で商品をPRしたようです。

まさか、朝鮮人参が江戸時代から会津で栽培されていたなんて思いもよりませんでした。

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2022年6月 6日 (月)

福島県産のイセエビ

伊勢エビが、福島県いわき市で水揚げが増えていることは全国でも知られていないし、実は福島県内でもあまり知られていません。

恥ずかしながら、わたしもその知らなかった福島県実の一人です(笑)

福島県水産海洋研究センターによれば、東日本大震災前は年1トンほどだった県内での伊勢海老の水揚げ量が、昨年の2021年には6トンを超えるようになったそうです。

つまり、単純計算で約10年の間に伊勢海老の漁獲量が6倍にもなったということです。

そのおかげで、いわき市沖の伊勢海老の認知度が高まっているという話です。

同市の小名浜魚市場では6月3日、いわき市沖でとれた8キロの入札が行われ、1キロ当たり4000~4240円で取引されたそうです。

地元の小名浜機船底曳網漁協は「観光客を呼び込むきっかけになってくれるとうれしい」と期待しているようです。

これは、地球温暖化の恩恵かもしれません

しかし、東電福島原発の汚染水海洋放出が始まれば、風評によって一瞬で消える可能性が有ります。

政権が変わっても、地元への丁寧な説明は行われないままですが、国権によって汚染水の海洋放出は‘粛々と’行われることでしょう。

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2019年7月 1日 (月)

捕鯨 と 浄瑠璃

ついに日本の商業捕鯨が再開されました。グリーンピースなどの妨害が起こるかもしれませんが、こんどは日本の領海内での操業になるので「領海侵犯」で対抗できるかもしれません。

そもそも日本が脱退を表明したIWCとは国際捕鯨委員会であり、目的は‘乱獲しない捕鯨を推進’であり“捕鯨禁止”が目的の組織ではなかったはずなのに、いつの間にかクジラの乱獲の真犯人国家だったオーストラリアやアメリカの意向で変わってしまったのですから、脱退は致し方ないというのが私の考えです。

クジラの商業捕鯨が可能になったことで、無形文化財にもなっている浄瑠璃人形やからくり人形には欠かせないクジラからとれる素材が、今まで捕獲禁止が長く続いて入手は絶望的な状況だったことが解消しそうです。

ちなみに、捕鯨の伝統的文化を持ち食糧として捕鯨をしている国々には、ロシア、日本、ノルウェー、アイスランド、フェロー諸島(デンマーク自治領)、カナダ、インドネシアなどが挙げられ、ほとんどがIWC=国際捕鯨委員会を脱退していて、日本は遅いくらいでした。

捕鯨反対の先頭に立つオーストラリア国内では、カンガルーの捕獲が問題になっていて、筋金入りの反捕鯨派でもあるムジャドウェシュという人は「カンガルーを殺すのをやめるよう、日本がオーストラリアに圧力をかけるのは大歓迎だ」と語っているそうです。

オーストラリアって、矛盾した国家です。

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2019年2月25日 (月)

草 餅

もう少しで、3月3日のひな祭りですが、そこに飾られる菱餅にはどんな意味があるのか?私もよく解らないまま飾って眺めていました。

ただ、これには女の子の健やかな成長や厄除け、子孫繁栄、長寿を願って飾られているのはなんとなく想像していました。

これには諸説あるようですが、色や重ね方、そして菱形にはだいたい↓のような由来と意味があるようです。

三色の意味は

  • の餅=山梔子(クチナシ)の実入り
     魔除け、解毒作用、そしてイメージは桃の花
  • 白の餅=菱(ヒシ)の実入り
     子孫繁栄、長寿、そして清浄、イメージは雪
  • の餅=ヨモギの葉入り
     厄除け、増血作用、そしてイメージは新緑

この3色を重ねる順番2つあって、それぞれで春の情景をあらわしている。

  1. 下から‘白・赤’の順番→“雪の中から新芽(蓬)が芽吹き、桃の花が咲く”
  2. 下から‘・白・赤’の順番→“雪の下には新芽(蓬)が芽吹き、桃の花が咲く”

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2018年11月 6日 (火)

フグにあたった八兵衛さん、砂浜で・・・

水戸黄門の時代劇で一行が下関を訪れた場合、よく使われるストーリーが八兵衛さんが名物のフグを食べ、毒にあたって苦しむというシーンです。

一行は医者を呼ぼうとしますが、地元の女性のいいつけで八兵衛さんは浜辺に連れていかれ砂に首まで埋められ一晩おかれます。
すると、毒が抜けて治ってしまい、八兵衛さんは命拾いするというストーリーです。

この方法は昔からある民間療法を紹介するものだと思っていましたが、フグ毒に対するこのやり方は医学的にも理にかなった治療法らしいのです。

難しいことは説明できないですが、なんでも フグ毒で麻痺すると肋間筋が肋骨を引き上げ「シーソー呼吸」と呼ばれる状態になり呼吸が出来なくなって死に至るらしいのですが、それを砂に埋めることによって胸膈が動かないようにすると、横隔膜だけの動きで細々と膨らみ、なんとか呼吸出来てくるらしいのです。

つまり、通常の呼吸を強制的に腹式呼吸にすることで息ができることになり‘運が良ければ’治るらしいのです。

最後に「運」が付きますが、昔の人は凄いです。

ちなみにフグを食べられるのは日本だけ、世界では「フグ=食禁止」が常識です。

そしてもう一つのお決まり台詞が↓

「下関ではフグと言わず、“福”にかけて“ふく”と呼びます」

という講釈がでるところです。

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2017年4月 9日 (日)

アメリカへの和牛肉輸出

アメリカ産などの輸入牛肉はどこのスーパーでも見かける当たり前の風景になりました。なんといってもその安さが魅力で、輸入量は増加の一途じゃないでしょうか。

それでも私にとって牛肉は高いので買いませんがね。

それはともかく、低下価格の輸入牛肉に、価格などの面で押される国内産牛肉も実は輸出されています。

一番の輸出先は、なんとアメリカなんです。驚いたことに、その和牛肉の輸出量も数年ほど前から増加の一途なんだそうです。

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2017年3月16日 (木)

春の皿には‘苦み’を盛れ

昔から「春の皿には苦みを盛れ」という言い方が存在することを知っているでしょうかね。

これは先人たちの知恵の一つで、春には苦みのある野菜などを食べると体に良いということを言い表したものです。

Photoその苦味のある春の食べ物の代表は「フキノトウ」でしょう。

フキノトウの苦み成分の主を成しているのは、フキノール酸、ケンフェロール、植物アルカロイド、というポリフェノールの一種なんだそうです。

特にこの中のフキノール酸といのが注目を浴びているんだそうです。

フキノール酸には体内でのヒスタミン過剰分泌を抑えアレルギー症状を緩和する」という効果に期待が持たれ、咳などの症状緩和や花粉症予防への研究もすすめられているんだとか・・・。

フキノトウは日本では古くから民間薬にも用いられ、この苦みと香り成分には冬の間にたまった余分な脂肪や老廃物を外に出し、胃腸の働きをを整えることが知られている山菜でもあります。

つまり、ポリフェノール等知らなくても先人たちはもうとっくにフキノトウの良さを知っていたことになります。

明治に入って、西洋主義を重視、戦後はアメリカを目標にしてきた日本ですが、そのために先人たちの優れた知恵を再認識させられていることは皮肉です。

蕗(フキ)はミョウガやワサビなどとともに、20種類ほどしか確認されていない、数少ない純日本原産野菜の一つだそうですから、春の食卓に盛って食べたいですね。

我が家では、天ぷらやフキノトウ味噌にして(かなりの量を)食べました。

大人の味ですよね。

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2016年9月10日 (土)

お魚の‘産地’とは何ぞや?

スーパーなどに並ぶ野菜に、産地が表記されることは常識となりました。それどころか最近では生産者名まで表示されているのも有ります。

産地名の表示、野菜なら納得できるのですが、海洋で獲れた魚にも「○○産」と国名や市町村名などが表記がされていることには、何ともへんな気がするんですよ。

広い海、どこで誰が獲ろうとも、「○○海」と表記するだけで良い気がしまして、ちょっと調べてみました。

すると、「日本の船が獲ったのは国産」で、同じ海域でも「外国の船が獲った場合はその国の産」とするというのがまず基本だそうです。

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2014年3月23日 (日)

蕗の薹

昔からの言葉に「薹が立つとうがたつ)」という言葉が有りますね。
意味は少し盛りを過ぎたこと、特に少し年齢が上がり結婚適齢期を過ぎたような女性に対していう侮蔑な言葉として使用されます。

Photo薹は「フキノトウ」のことですが、フキノトウは花が咲き終り茎が伸びてしまう(蕗の薹が延びて立つ)と食べられないことから発生した、女性にはまことに失礼な言葉です。

実は、フキノトウは花が咲き終わり大きく伸びた状態の茎も、ちゃんと処理すれば塩漬けなどのしておいしく食べられます。

女性だけじゃなくフキノトウ自体にも失礼な言葉です。このことば、そのことを知らない人によって作られたのでしょう。

春の新芽を食べると若返るということが信じられてい頃があったそうですが、フキノトウを食べる習慣もそこから発生していることは間違いありません。

以外にそれは迷信でもなく、フキノトウのあの独特の苦味は胃腸を整え、食用を増進させ、新陳代謝をうながし、煎じて飲むと咳・去痰の生薬にもなるらしいです。

新陳代謝がよくなれば体が若返るわけでして、昔の人は直感でそれを悟っていたのかもしれませんが、なんでも食べられる現代ではその感覚は退化してしまったのかもしれません。

朝ドラ「ごちそうさん」で天才で変わり者の教授が絶叫した「人間は進化しているのか?退化しているのか?解らん」というセリフが妙に的を得ていて頭に残りました。

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2010年12月18日 (土)

3年目のお目見え

一昨年と昨年と菌を埋め込んで、もう出ないのかと思っていたら今年の今頃になってモコモコと茶色い頭が出てきてくれました
私が始めてやってみた「しいたけ」でございます)。

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もうすでに大きいのは2~3個食べましたが、腰の強いまさしく春にできる「どんこ」の味でした。
それに続くかのように1~2㎝くらいの小さなのが、雪が降り始めた初冬の今頃になって沢山出始めたのです

植え込んだ原木に別のキノコが出たりしたので捨てようかとも思い始めていたのですが、あきらめきれず場所を変えて置いておいたらあっちもこっちも出ているのを発見して、嬉しくなってしまいました。

「しいたけは二夏越してから」と、言われますが、三つ夏を越したのも出てきたのは後で新たに打ち込んだのが出たのかもしれません

今出ているのが順調に育てば30個くらいは有るので、非常に楽しみになってきました

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