紅こうじの問題はどうなった?
小林製薬の紅こうじサプリメントによる健康被害や死者が出た問題、テレビでは全く扱わなくなりましたが23日に公表された「事実検証委員会」の報告書によってその全容がわかってきました。
- 紅こうじ培養タンクのふたの内側に青カビが付着していたことを品質管理担当者は「青カビが混じることはある」として放置した
- 昨年12月閉鎖になった大阪工場の紅こうじ原料生産現場は人手不足が常態化していた。
- 創業家の小林一雅会長と小林章浩社長が安全性確保へ率先して判断や指示をしなかった。
- 小林製薬は1月15日に腎疾患の症例を確認していたが、2月1日に問い合わせをしてきた医師に「急性腎不全の報告はない」と回答した
つまり、小林製薬(大阪工場)では、慢性的な人手不足を理由に安全管理を怠り、健康被害が出たのにそれを隠ぺいしていたために大きな問題へと発展してしまったということでしょう。
まるで、複数の自動車メーカーが行った不正検査問題や東京電力のトラブル隠しにもよく似た気がします。
こういうのは、日本企業の共通に持つ体質なのでしょうか
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